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高知・香川のタロット占い師☆スタータロット☆森由紀子です。 



我々は、現実が厳しい、と悟っているとき、知るのが怖いときなど、現実を受け止め難い心境のとき、

あえて問題を自分の意識の中で混沌とさせてしまうことがあります。

月のカードのような不安を、無意識に自ら作り出してしまう訳です。


たとえば、体調の変化に、病院に行って受診してしまうと、重大な病気を宣告されそうで怖いから行かない、

逆に言えば、深刻な状況を潜在的に感知しているからこその反応ともいえます。


対人で言えば、自分と相手の気持ちのあり方に不調を感じているとき、

恋愛であれば、
「どうも結果が芳しくない」
「こちらは好きだがどうも脈がない」

となったとき、
そこを直視するのが辛すぎて、

他の問題に、無意識にすり替えたりもします。


第3者を嫉妬の対象に唐突に連れて来たり、うまく行ったところで、どうせ反対される、的にまだ打診もしてない親を持ち出して来たり、

関係ないものを大量に連れて来て、自ら混沌とさせてしまう。


はたまた経済的なことを引き合いに出せば、どうも赤字を薄々感じつつ、現実を知ることが怖すぎて、問題を先送りしてしまう、とかね、、、。


こういった状態は、恋愛で言えば勝手に第3者に問題を転嫁してしまい、本来関係ない他者を加害者に仕立て上げてもしまいますし、

経済的なたとえで言えば、早期に受け止めていれば、その時点で対処し、問題を広げずに済むでしょう。


しかし、一番の問題は、誰よりも何よりも、問題を混沌とさせることで、内側から自分を蝕むことだ、と私は思います。

問題が
「問題に直視できない自分にある」
ということは、誰よりも自分本人が一番良く知っていることですから、

自分への信頼、つまり自己肯定感を損ねてしまいます。


自分を信頼できなくなってしまうと、生きて行くのが格段に難しくなってしまいます。

人は、信頼できないものに、価値を見出すことはなかなかできないものですから、

自分で自分を貶めてしまうに等しいですからね。


引き合いに出した月のカード。
背景は夜、つまり暗くてまわりが見えない状況です。

要するに、実は分からないからこそ不安であり、日が差して明るくなって、全容が見えてしまえば、くだらないことに怯えていただけかもしれません。


同じように、自分の生み出した混沌も、光を当て、理解できれば、内側から自分を蝕むものを撤去し、
少しずつ、良き方に向くことができるのではないかな。


孤独な闘いはしんどいですが、カードやヒーリングを通して、たくさんの守護の力が味方であることを知っていただき、

さらに自分の尊厳をきちんと知って、軸を自分自身にしっかり置き直して、

力強く生きていただきたい、日々鑑定にいそしみつついつも願っています。




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