ちゃんこ、水炊き、もつ鍋、湯豆腐、おでん等々、みなさんはどんな鍋料理がお好きですか?
お鍋と言えば、決して主役ではないけれど、無くてはならない野菜があります。  
白菜です。
$Dr Kのブログ-鍋
実は、日本人が食べるようになったのは以外と新しく、明治になってからなのです。
意外ですよね!
初登場は明治8年(1875)、東京で開かれた博覧会に中国(当時の清)からの出品という形で
お目見えしました。
その後、日清戦争・日露戦争に従軍した日本の農村出身の兵士たちが、大陸で白菜を食べ、種を
持ち帰ったのが、全国に広まるきっかけになったと云われています。

しかし!ここで問題が発生!

輸入種子での栽培は成功しても、その白菜から種を採って植えても、白菜は出来ませんでした!どれもが他の植物に化けてしまったんです。       
白菜は、アブラナや漬け菜(小松菜・野沢菜)やカブと同じ「種」の植物。
実は、日本に以前からあったアブラナやカブの花粉が、
ミツバチや蝶を介して白菜と交じり合ってしまい白菜にならなかったのです。
このことに気づくまでに、実に20年以上の年月がかかりました。

では、白菜の種が自前で採れるようになったのはいつ頃からなのでしょうか? 
実は、そこには・・・・壮絶なドラマがありました。今回はここまで、この続きは次回に・・・・

最期までお読みくださいましてありがとうございました。