「これがあなたの食べている物の正体だ!」と題して、
暫く「食品添加物」について記事を書いてきましたが、
そもそも「食品添加物」って何だ!?
本来はここから始めなければいけなかったのですが、
流れから最後になってしまいました。

「食品添加物」とは昔から使われてきた、食べ物を作ったり、
加工したり、保存するときに使う調味料、保存料、着色料などのことです。

日本では、食品添加物の安全性と有効性を確認して
厚生労働大臣が指定した「指定添加物」(369品目)
長年使用されてきた天然添加物として、
品目が決められている「既存添加物」(418品目)
そのほかに、「天然香料」(約600品目)
「一般飲食物添加物」(約100品目)に分類されています。

昔から使われてきたものは、
例えば、ご飯を黄色くするサフランや梅干しに入れるしその葉、
豆腐を作る時のにがり等々。

にがりは、海水から塩分を除いた後に残る苦い汁で主成分塩化マグネシウム。
豆腐の凝固剤には、他に硫酸カルシウム、グルコノデルタラクトンなどがあります。
これらの凝固剤の違いで、豆腐の味わいも多少変わってくると言われています。

もう一つよく使われるのが消泡剤。すりつぶした大豆を加熱すると激しく泡立ちます。
それを消失させるために使われる食品添加物が、
グリセリン脂肪酸エステルやシリコーン樹脂です。

$Dr Kのブログ-豆腐

健康食品の代表のように言われる豆腐もこのように食品添加物が混じっています。
というより、食品添加物である「にがり」(塩化マグネシウム)がないと
作れない食品なのです。