↓前回の続き

 

乗船前の散歩など準備を済ませ、いざ横須賀フェリーターミナルへ。

車で行くとすぐに係員さんが待機レーンに誘導してくれる。

私が着いたのは出港時間23:45から1時間45分前の22時頃。

それでもすでに多くの車が待機していた。

待機レーンで犬と待っていると、電話がかかってきた。

見ると東京九州フェリーからである。

もう、恐怖でしかない。

電話をとると

「お客様はすでにこちらへお着きでしょうか?」

と言われたので「着いて待機しています」と答えると

「現在、翌日のランチをご予約頂いておりますがちょうどその頃一番海が荒れる時間帯となっております。体調不良などにより食べられなくなるお客様がかなり多いためよろしければ一旦キャンセルし返金させて頂ければと思いますが如何しましょうか。もし体調がよく食べれそうであればその場でご予約頂く形で構いません」

と案内頂いた。

(私の心)『そうなんか…やっぱりそんなに海荒れるんか…。なかなか乗ることがない長距離船旅で優雅にランチしたかったがこればっかりは仕方ない…』

「分かりました。キャンセルでお願いします」

と答え、手続きをしにカウンターへ。

親切だな、と思いながらカウンターでキャンセル手続きをしていると

横の電光掲示板に目を奪われた。

4時間の遅れはやはり変わらない。

ワンチャンはなかったか…(心で泣く)

 

もうここから心は完全無の状態で乗船開始時間を迎え

車を停め、荷物を出した、のだが。

私&犬の荷物(犬の船内移動はペットカート等一切出ない物が必要)

がそこそこあったのと船に乗り込むまでの甲板上は当たり前だが道が悪くそして狭く

ペットカートを押すのはかなり苦労した。

女性1人の力で1回で運び入れるとなると

軽量のペット用キャリーにした方がいいかもしれない。

もちろん出航前であれば再び車へ荷物を取りに戻れるが

車乗り入れと出航までの時間はそんなにない。

なので車での1人と1匹船旅で腕力に自信がない方は

出航の2時間半前には着いておき、早めの乗船をし複数回の運び入れ時間を確保するか

荷物を全て軽量化させ犬含め両手で持てる重さを目指すかのどちらかがおすすめである。

※ちなみにエレベーターは狭く1台のみなので注意

 

どうにかこうにか船に乗り込み

船内イベントも色々あることを確認。

またどこかで色々と探検してみようと思いながらとりあえず部屋へ。

ペットケージもあり冷蔵庫やテレビもあり犬の毛取り用のコロコロも置いてある。

※ご厚意で新聞紙をケージに引いてくださっているため紙で遊ぶワンちゃんは事前に引き抜いておく等対策の必要あり

(うちはめっちゃ遊ぶのですぐに引き抜いた)

そうこうしているうちに出航となった。

もう時間も遅いし寝る支度を始めようとしたところなかなかに揺れる。

すぐにでもシャワーを浴びようと思ったが酔いそうな気がして歯磨きだけ済ませとりあえず横になり寝ることに。

 

次に目が覚めてから下船まで

エヴァンゲリオンの「見知らぬ、天井」ならぬ

「見知った、天井」

となるぐらいベットに横たわっていた。

下船前の執念のシャワーとトイレ以外は本当の本当にベットに横たわっていた。

いや、違うな。ベットにしがみついていた、が正解か。

揺れが凄まじく立ってなどいられない。

もう何か口にするのなんて到底無理なのだが

水分は摂らんと!と思いペットボトルのお茶をどうにか口に入れるが

すぐにリバースするの繰り返し。

なので船のベットにほぼ24時間いた=部屋から一歩も出ず。

事前に案内があったとおり翌日の昼の揺れが一番酷かったのだが

ピークを過ぎると緩やかになる訳でもなくずっと強く揺れていた。

そのため夕方頃には当初の予定どおりであればあと数時間の辛抱のはずが

あと7~8時間となると精神的にかなりくるものがあった。

『神様仏様、どうか少しでも早く着くようにお願いします!!』

と心の底から神頼みをするほど。

そこで船内アナウンスが鳴った。

『もしかして願いが通じたんか!?』

と思っていると

「船内クイズラリーに参加されたお客様にご案内です。クイズに当選されたお客様はロビーに…」

という驚愕のアナウンス。

『あぁぁ。きっと三半規管すごいんだろうな。参加者の方を一目でいいから見てみたいな。全員に三半規管丈夫で賞のメダルをあげたい…』

とベットで涙を流した。

すると間髪入れずに次の船内アナウンスが始まった。

『もしや、さっきの願いが!?』

と思っていると

「現在ご乗船の着港予定時刻のご連絡です。」

『きたきたキタ~!!!!』

「ただいまの新門司港への着港予定時刻は大しけの影響により更に30分遅れ翌日の1時30分でございます」

 

・・・・・終わった(涙が勝手に流れる←本当)

ここからほぼ記憶がない。

訳も分からず連れて来られた犬もかなり体調を悪くしていたので

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

うちはポメ犬で気管虚脱でもあるため

飛行機は難しいかな、と思い今回船に犬を同行したのだが

これなら時間がかかっても何泊かして車で移動すればよかったかな。

AM0時頃にようやく揺れが少し収まったのでシャワーを浴び下船。

やっと地上に降りれた…。安堵。

どうにかこうにか車の運転をし移動終了。

 

そういった選択をする人はほぼほぼいないとは思うが

今回の旅から

「本当の本当に引越しなど身動きがとれない船旅はやめておいたほうがいい!!!!」

と強く思ったしもう今後絶対にしない。

当たり前のことっちゃ当たり前のことだがそれでも、

引越し先ですぐに車がいる、

現地でレンタカー借りるにもチャイルドシートやらなんやら必要でお金がかかるor近くにレンタカーがない

方々にとっては選択肢の1つに入ってくるやもしれん。

 

通常だと楽しい優雅な船旅になるはずが、

こんなことになることもあると改めて痛感。

予約の時はまさかこんなことになるとは微塵も思わなかったのに

こういうのは引き、当てるよねぇ~・・・(引き当てるのは宝くじだけにしてくれ~)