イケメンに、
とにかく苦手意識があった
イケメンに出会う機会は、
そうそうないけれども。
自分の外見に自信がなさ過ぎて、
イケメンを前にすると硬直。
イケメンの店員さんに緊張。
電車で偶然横に立ったイケメンに、
申し訳ない気持ちになる
こんなわたしを、
イケメンの目に映してしまって、
ごめんなさい
挙動不審のダサい女やと、
思われてるんやろうな
と、
いたたまれなかったのです
それがっ
40歳を過ぎて、
とあるお店で、
接客してくれた、
若いイケメンの店員さんに出会って、
いたたまれなかったモヤモヤが、
サーッ!と晴れた
PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像
その若いイケメンの店員さん…
わたしのことなんて、
いっさい、
見てへんやん
わたし自身、
40歳をすぎて、
自分のことが、
少しずつ好きになってきたり、
こころに余裕ができてきて、
“相手を見る”
ということが、
できるようになってきた
イケメンを、
チラッと見れるようにもなってきた。
そしたら、
真実にたどりついた。
イケメン店員さんは、
商品を入れたり、
お会計に必死で、
わたしのほうを、
全然、
まったく、
見てへんやん。
わたしのことなんて、
微塵も気にしてへんやんか。
それまでは、
イケメンの目に映る、
ダサい自分に、
いたたまれなくなってたけど…
そもそも、
見られてもいない。
万が一にも、
見られていたとて、
わたしが、
イケメンの
記憶に残るわけないやん!
わたし自身、
街中でたまたま目が合ったり、
店員さんと目が合ったとしても、
だれひとり、
わたしの記憶には残っていない。
そんなもんやん
いままで、
イケメンの目に映るわたし…
イケメンと同じ空間にいるのが…
いたたまれない!
恥ずかしい!!!
と、
思っていたけど…
それって、
こころの奥底で、
イケメンが、
わたしのことを気にかけている…!
と、
思っていたってことちゃうん…?
どんだけ、
自意識過剰なん
恥ずかし~
イケメンに限らず、
だれも、
見ず知らずのわたしに、
興味なんかないっちゅーねん
どんだけ、
他人がわたしに、
興味があると思ってるんや?!
どんだけ、
わたしは、
初対面の他人に、
影響を与えられる存在やと、
思ってるんや?!
なにその勘違い!
恐ろしいほどの、
自意識過剰具合に気がついて、
愕然とし、
自意識過剰やった自分自身に、
顔から火が出るんちゃうかっていうほど、
恥ずかしくなった
けど、
その、
とてつもない自意識過剰に
気がついたら、
そんな自分が可笑しくなってきて、
思わず笑ってしまった
自意識過剰を認めたら、
気分がスッキリ
イケメンが苦手じゃなくなった