次に会える日まで、


今、私が選びたいお別れの仕方はどれだろう?


そう問うて、


答えは出ていた。


すぐに出ていた。



私は、


お母さんとハグしてお別れしたい。



いつもそんなお別れの仕方はせずにきた、


私たちだから。



そんな望みを


娘が見つけているとは知らない母は、


玄関で靴を履く私に


「そんな薄いコート着て寒くないの!?」


みたいなことを言うから。


(もう。コートこれしか持ってきてないし、、、)


危うく私は、


掴みかけていた「望み」を手放してしまいそうになる。


(待て、まて、あきらめるな、私)



振り返って、


私はお母さんの顔を見て、


黙って両手を広げた。



お母さんは、近づいてきて


私の胸に、胸を合わせ、


背中に手を回してギュッと抱きしめてくれた。



「よろしくね。


わかってるでしょ。


今、もうこれ以上言葉が続けられないこと。」



父の運転する助手席から、


私は母に向かって手を振った。


母は笑っていた。私も笑った。



運転席から降りて、


私のスーツケースを降ろしてくれて、


「じゃあ、良い年を」


と言った父に


私は近づき、黙ってハグした。


おぉ・・・という小さな声と共に


驚いた顔をした父は、


ハグし返して、


「よろしく伝えてください。」


そう言った。


最後に父にハグしたのは


いつだったか思い出せなかった。




言えなかったあの時の


「ごめんなさい」を言えないままでも、


いま、


差し出したい自分の「素直」を差し出せて、


それを相手の受け取り方が


どうだったとしても、


こわがらないで


そのまんま


両手を広げられている、


あなたの娘であることが、


うれしかった。




あったかいきもちと、


東京の冬の青いあおい空。








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