キッチンにひとり立ち、
ランダムにお気に入りの音楽をかけながら
淡々と夕飯を作っていたのに。
ふりかえればいくつもの
思い出がよみがえってくる
だれにも見えないところで
流した涙もほら
今の君につながってる
たくさんの愛につながってる
こみ上げてくる
想いはただ
ありがとう
『ハルカ』 YOASOBI
流れたら、なんか泣けてきた。
・
半年前、
福岡への移住日程も決まり、
残りわずかな実家暮らしを送るなか、
一つずつ区切りをつけて
一つずつおわかれを重ね、
一日いちにちを辿って歩いていた。
「あと、○日だね」と
ただ、カウントしてひとりごとのように
父が私に言う。
淡々といつもの暮らしを営みながら、
孫への
暖かくて軽い「掛け布団」を新調してきてくれる母。
・
半年経った今、
私たちには、
あの頃とはすっかり異なる「日常」が、
目の前に広がっている。
つまらないことで小言を言って衝突したり、
ほんの些細なことに腹も立てて、
ぶつかるたんびに
「わたし」
という人間の内側が映し出された現実を
見て知って、
落胆もする。
怒ったり、
泣いたり、
笑ったり、
喜んだり、
それができるのは、
それでも私と一緒にいてくれる人たちが
ここにいるから。
「当たり前」や「当然」に
変わっていくのがこわい。
環境を変えて、
イチから新しいことを始めると
そう思う。
近すぎて取りこぼしていくもの、
近すぎて省略しすぎてしまうこと、
そんな自分の怠惰を
今はもう
取り返すこと
やり直すこともできないから、
残りの日常に
刻むように
丁寧に
ありがとうを
生きる。
「当たり前の手前」の世界に、
私は、永住したいよ。
ハナヒラク「おはなし会」10月枠の募集についてのご案内は、今月末にお知らせします。
🌿今日のあなたの空には、何が見えますか🌕✨?
ブログとは少しちがう日常を、週に2回を目安に書き始めました。
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