ブレイブボードを乗りこなす、
娘センパイと手をつなぎながら
私はスケボーに乗って
親子でゆるい下り坂を滑ってみたりした。
なにこれ!
たのしい!
できないって決めつけて
チャレンジすらしなかった時には
見えなかった世界だ。
なにを隠そう
今日、
私はうまれてはじめて
スケボーで自立して
自走できたのだ。
そうこうしながら、
やりたいようにグラグラとスケボー練習に夢中になっているところへ、
何やらカッコいいスケボーを抱えた
パパさん、息子くん、娘ちゃんの3人連れが
登場した。
息子くんは地面にスケボーを下ろすなり、
めっちゃうまい!
娘と私、
動きが止まる。
パパさん
そのすぐあとに滑り出したら、
なんか
ごめんなさいってくらい
ジャンプしたり技を繰り広げてきた。
それを見て
すっかり自信をなくした私は、
スケボーを脇に置いて
体操座りをしてお茶を飲み始めた。
娘センパイが、
ねぇ、
やろうよ?
と誘ってきたけど、
私は、
うーん…
なんかここ、滑りづらい雰囲気になっちゃったよ
と
返した。
すると、
娘センパイは眉をキリッと上げて、
私ができるのここまでだけど、
文句ある?
みたいな感じでやればいいじゃん!
そう言った。
確かにその通りで、
私は今日、
スケボーに乗れたことがたのしくて
うれしくてもっと乗りたい!
だけだし、
なんかすごい技ができるようになりたかったわけでもない。
私には私のたのしさがあって、
娘にも娘のたのしさがあって、
あの
息子くんにも
パパさんにも
その
娘ちゃんにも
みんなちがうたのしさがある。
当たり前だ。
当たり前だけど、
忘れてた。
文句ある?
娘の力強いその一言に、
今日私は思う存分スケボー初心者デーを
楽しめたのである。



