自分と自分の近くにいる人が、
◯と◯でつながってるとして、
その◯が急になくなっちゃうと
寂しいっていうのか、
すげー心細くなるよね。
オレ、転校した時がそうだった。
あれって転校を知らされてから転校するまで、
2週間くらいじゃなかった?
昨夜、
この春に異動で別の職場に行った人がいてね、
という私の職場の話を聞いて、
息子がそう言った。
彼が心細く寂しかったことをメインに伝えようとしたのではなく、
私がいま、同僚の不在を寂しく思っているんじゃないか?わかるよ、
と言いたかったかのように。
確かめてはいないけど、私にはそんなふうに聞こえた。
そして、
私の心の奥深いところにじっとずっとある
子供たちへの
ごめんね…
も。
子供たちに別居を伝えたのは、
娘の卒園式が終わった翌日。
3月の半ば過ぎだった。
息子は当時小学2年生で、
修了式目前にも関わらず
クラスメイト一人ひとりにお手紙を書いてくれるように担任の先生がリードしてくれて、
修了式前に開いてくれた息子のお別れ会で
それはそれは素敵に製本されて
息子の手に渡った。
引越す。
そのことに、
子供たちに選択肢はなかった。
この決断を後悔したことは今まで一度もない。
だけど
このひとつの決断の持つ波及力はとてつもなかったと、
私は思っている。