化粧ポーチの中身を、全部机にザー。
一つひとつ素早く蓋を開け、中の色を確認している。
「あ、これちがーう」
「これ、真逆の色!」
「ナシだなぁ~」
「残念ッ!」
目の前で、友人の化粧ポーチの中身が
プロの目によりバッサリと
そしてことごとく斬り捨てられていく。
パーソナルカラーを診断してから、
手持ちの化粧品の色が本人に合ったものかどうか、
チェックしてくれているのだ。
途中から、見ているこっちが爽快な気分にすらなるくらい、バッサリ。
いいとこ一つあればいいくらい。
途中から、斬り倒される友人がダーツの的みたいに見えてきた。
それも、かなり広範囲で刺さりやすい的だ。
全身が的だ。
そこから自分の内面へと向かった気づき。
他人からこれを言われたら、こんな態度を取られたら、
あー私、バカにされてるなぁー!
今、見下されてたなぁー。
ダサって思われた。
くっそー。
ここまでやっとかないとがんばってないって思われちゃう…
そう感じる的の範囲、かなり広域設定。
なので「見下されたなぁー」を自動的にキャッチする率、めちゃ高い。
友人の化粧ポーチ並み。
反対に、
こう言われたら、こんな態度は、
認められた!
喜ばれてる!
うれしい。
と
私が認知する的の範囲は、極狭。
ピンポイントにそれを言われなきゃ、
ピンポイントに接してくれないとキャッチしない設定。
だったんだな…と気づく。
それはそれは今までどれだけもったいないスルーを数多くしてきたのだろうか、私。
人はもっとやさしいし、
世界はやさしい。
それを大前提にして、信じよう。
それから、的の役割を逆転させよう。
夕陽がきれいなのは、私が喜ぶからきれい
なんだ。
うれしかったきもちは、言葉にして伝えよう。
浮かんだきもちに命を吹き込もう。
