オードリー若林さんの著書「ナナメの夕暮れ」を今更ながら読みました。
今日はその中の「オリジナル」という章から思ったことを書いてみます。
事務所に入る前はお客さんから笑いがたくさん起こっていたオードリーさんですが、事務所に入った途端に笑いが取れなくなったそうです。
そこで売れている人、ウケている人を沢山見てネタ作りをしたら、放送作家さんにダメ出しを受けたとのこと。
「オリジナルの漫才を作らなきゃだめだよ」
誰かの漫才に学ばないでオリジナルの漫才を作るってどうやるんだろう？
誰かの真似をする以外の創作の方法を、２１歳の僕は知らなかった。
今まで学校の勉強では先生が黒板で書いたことをノートに写し、先生の教えてくれたことや考え方をテストでそのままなぞっていた。
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公式を外側から教えてもらって、それを身につける方法論は知っていた。
だけど、公式そのものを自分の内側で作り上げてものを作る方法は誰にも教わったことがなかった。
というわけで闇雲に誰もやってないことをやればいいやと、どにもなさそうなネタをやってみたそうですが、全然ウケないし、風当たりはかなり強かったそうです。
誰もやったことがないことをやるのは正直簡単で、ただそのまま誰もやったことがないことをやればいいだけだと。
でもそこで笑いを同時に取れることが非常に難しかったのだとありました。
どうやら、誰もやっていないことに到達する前に、「自分の特性」を経由していることに気づいた。
相方が「上から目線」であることはどうやら相方の特性だった。
そして「ツッコミが冷たい」ことは僕の特性らしかった。
ということで、さんざん考えた結果、自分たちの特性×特性でオリジナルに達するのだということに、学校の教育的に外から教えられたわけではなく、２人の芸人の先輩と岡本太郎の書籍から自分で学んだのだ、とありました。
話はちょっとそれますが、最近彼とこういう話をしました。
彼は副業での勉強をその分野では祖みたいな人から教えてもらっています。めっちゃ厳しくて軍隊並みのハードモード系な割には、答えを教えたがる傾向にあるとのこと。
そういうと言い方が悪いけど、答えを教えているのはとにかく覚えることとか多いから、これはこう、あれはああ、みたいにとにかく覚えていかないと効率が悪いからだと思います。
でもこれだとやっぱり応用が利かないというか、やっぱり祖が言ってるんだから絶対的に正しいと思ってしまうと思います。
そしてその答えがどこから来たのかを特に考えないという。
例えば、アメリカはインフレです、っていうことを教えてもらってそれが答えだとしたら、それはもちろん答えとしては合ってるんですけど、一体いつから何があってどんな要因でインフレなのかがわからないですよね。
その答えを自分で勉強したり、考えたりしてはじめて「ああ、インフレなんだな」って納得すると思います。
この例はちょっと簡単すぎですが、まあこういうようなことが多くて、彼はいろんなことを知っているようで全然わからないのだという話をしていました。
これが若林さんのいうところの、外側から公式を教えてもらっているけど、公式自体を生み出せてないってことなんだろうなと思います。
これが占星術で言えば水星と天王星かなと思いました。
ただ色んな情報を集めたり聞くのは水星だし、それを自分でなるほど！とひらめくのは天王星的です。
水星も天王星もないと自分の中から公式を生み出せないと思うのでどっちも大事ですね。
でもやっぱり「学ぶ」って天王星的であると思っているので、私は教えてもらったことでもとりあえず自分で考えることが好きだし、そうしないといけないんだろうな、と思ってはいます（学ぶというか落とし込む？）
またオリジナルであることも天王星の象意だと思います。
でも結局オリジナルであることって若林さんが気づいたように、自分たちにしか持ってないことのかけあわせなんだろうと思います。
これって超簡単に聞こえるし、そりゃぁそうでしょって思うと思いますが、自分含めみんな忘れることだよなって思います。
天王星だとオリジナルが突然降りてくるって感じにも思えますが、自分のどうでもいいと思ってた性質を改めて良いものに感じたり、１８０度違った捉え方をすることが天王星的なのかなと思いました。
春日さんが偉そうなのって別に普通のことやんっていう日常から、「ん？相方が上から目線っていうのは他にはないことかも・・？」って捉え方ができるか、できないかっていう。
その見方、考え方をみんな忘れてしまいがちなのかもしれません。
もはや何が書きたいかわからなくなってきた（毎度）ウェアーイズマイ着地点？
でも自分のオリジナルは自分の内側から湧き出る公式で生み出さないといけないんだろうな、と思いました。
その内側を刺激するために、エクストラに勉強すること、本を読むこと、自分で考えたり、その考えを人と話したりするのって大事だなと思います。
