今日はベルばらでしか培われていない私のマリー・アントワネットの知識を用いて(?)彼女の星を見てみたいと思います
1ハウス火星・5ハウスの太陽と金星・10ハウスの天王星で水のグランドトラインができています。
グランドトラインなので安定性がある人、恵まれた人だというのが教科書的な意味合いですが、まあそうなんだろうと思います。
お金はある、美貌もある、そしてみんなが貧乏してる中好き勝手に暮らしていたと思えば恵まれているのでしょう。
実際のことはわかりませんが、そうした自分が恵まれているということにちゃんと気が付かなかった、というのは良くなかったところかもしれません。
ただよく言われる浪費家でわがままな性格ばかりではなく、実際は恵まれない女性のために援助をしたり、看護活動をしたり、そういった国民のケアをしていた優しい一面もあるようです。
水サインなので共感とか感受性が高いと思いますし、そういう人のケアっていうのは水っぽいことだなと思います。
私のベルばらだけの知識で言えば、すごく可愛らしい人だし優しい性格だと思っていました。
何となく自我が強い一面が出て(1ハウスの火星とか5ハウスの太陽とか)ワガママだと誤解されやすいところがあるっていうのもあるのかもしれません。
まあ実際の彼女はヴェルサイユの古い習慣や儀式を廃止させたり、口うるさい人たちを遠ざけ、お気に入りの貴族たちを周りに置くようにしたことで他の貴族からかなり反感を買ったようです。
宮廷の古い習慣をアップデートするっていうのは10ハウスの天王星ぽいことかなと思います。
5ハウス強めの彼女にとっては宮廷での決まりきった生活はかなり窮屈だったのでしょうか。
チャートルーラーの水星は6ハウスなので、実際手を動かして何かをしたいというようなタイプだったのかもしれません。
また5ハウスの蠍座の太陽と金星は自分を認めてくれる人だけと心地よい時間を過ごしたいという気持ちが出ているのかな、と思います。
他の人のことが嫌いだから遠ざけた、というよりも、他の人を嫌いになりたくないから自らが遠ざかったのかもしれませんね。
サインも蠍座ですし、わかってくれる人だけでいいよ、っていう親密な関係を好んだのかも知れません。
ただ社交性はあるだろうし、5ハウスにあるのでやっぱり社交の場が好きだったのも浪費家になりうる一因だったかもしれません。
8ハウスの土星はフランス王室に嫁ぐということの重圧も表すだろうし、世継ぎがなかなか生まれなかったというのも彼女の場合はすごく大きな問題となるのでそういうことも表すのかもしれません。
また外国人であったことで、フランス国民から非難されることも多かったそうなので、国民に受け入れられるまでに時間がかかったというのも8ハウスの土星ぽい事なのかもしれません。
実際そんなことは言わなかったという話もありますが、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というあの有名な発言。
これは3ハウスの海王星っぽいというか、「あの人は何を言ってるんだろう・・・」と受け取られやすかったのかもしれません。
その海王星は10ハウスの天王星と150度のクインカンクス。
自分的には宮殿の中の色々な改革をしていたけれど、全然意図が伝わらず、自己中心的に思われたのかもしれません。
先程も書きましたが、太陽・金星をはじめ5ハウスに4天体が入っています。
すごく遊びが好きな性格だったそうで、毎日劇場・舞踏会・賭博場に足を運んで朝まで遊んでいたというので、5ハウスが強調されているなぁ、と思います。
5ハウスの木星はノーアスペクトになっているので、ルーズにもなりやすかったのかもしれません。
また太陽と金星は海王星とスクエアで、土星とクインタイル。
月と海王星もクインタイルで、何だか楽観的というか現実離れしているというか、遊び心が多いというか、という印象を受けました。
そんな自分の世界観が強く、遊びたい・楽しいことしたいという性格を持っていますが、1ハウスの火星と6ハウスの冥王星は150度のクインカンクスなので、自分の欲求を押さえつけられることがあったのかもしれません。
でもその美貌とファッションで一時期はフランスで大人気だったというのも大衆に愛される5ハウスの力かなとも思います。
これは結婚時のマリーアントワネットのネイタルとソーラーアークです。
14歳だった1770年5月にルイ16世との政治的な結婚をしますが、その時彼女のソーラーアークの冥王星はネイタルのディセンダントに乗っていました。
またネイタルのICにはソーラーアークの海王星が。
でもこの時代は海王星も冥王星は発見されてないし、あまり関係がないのかな・・・どうなんだろう。
そう思ったらネイタルでもめっちゃ見ていたけど・・・見ていいのか?
しかし現在から振り返ってみれば、マリーアントワネットにとって自分の環境を大きく変えるときだったでしょうし、
あがらうことのできない出来事だったことを表しているような気がします。
ICの海王星で言えば、ルイ16世との間にロマンチックな雰囲気はなかったと思うので、親の元を離れて好きなだけ浪費をしたり、現実味のない生活をスタートさせたと思うとそんな感じははしますね。
実際、ヴェルサイユ宮殿のでの生活が「不思議で、魅惑的な世界だ」と思っていたそう。
というのがマリーアントワネットの星でした。
ベルばら以外で彼女のこと全然知らないので、実際はどんな人なんでしょうか。
こういう数奇な運命をたどる人の星はもっと深く知りたいなぁ、と思ったりもします。