「ねぇ、野球辞めたい」
息子さんが野球を辞めたいと
言ってきたことはありますか?
多くの親御さんは息子がいきなり
野球を辞めたいと言い出してきたら
対応に困り、焦ってしまいます。
そりゃだって、あなたも息子さんには
できる限り続けて欲しいと
思ってることでしょう。
もし、息子さんがこの言葉を
発してきたときに、
あなたはどんな風に
声をかけてあげることが
できるでしょうか。
もしかしたらいきなりの言葉に
慌ててしまうかもしれませんね。
でも実は、息子さんが
「野球を辞めたい」と
言い出した時は
野球人生が良い方向に転ぶか
もしくはそのまま諦めてしまうか
大きな転換期になります。
ここでどういう会話が
息子さんとできるかによって、
息子さんの野球人生は
大きく変わってくるのです。
先に行っておくと、
長く野球を続けてきた子なら
ほとんど一度は本気で辞めたいと
思ったことがあるはずです。
もちろん僕も例外ではなく
「辞めたい」と本気で
思っていた時期が結構あります。
そして、そんな
「野球辞めたい期」をうまく
乗り越えて
大きな成長に繋げることができました。
ですので、もしあなたの息子さんも
「野球辞めたい」と言い出したら
今回の話を少しでも思い出して
いただければと思います。
野球を辞めたいと言い出したら…
まず、息子さんが辞めたいと言い出したときに
絶対にしてはいけないことがあります。
それが、
「辞めてはいけない」
「続けなさい」
「やり通しなさい」
という風に、
すぐにストップをかける
ということです。
これは絶対にしてはいけません。
こんな感じで、強制的に続けさせようというのは絶対によくありません。
これをしてしまうと息子さんの野球が一気に
「やらされている野球」化してしまいます。
ですので、「続けなさい」という趣旨の言葉を初めにかけるのはいけません。
では、どうすれば良いのか…
あなたが行うべきなのは
まず最初に
「なぜそう思ったのか?」
という理由を聞くこと
です。
すぐにあなたの主張をいうのではなく、
先に息子さんの主張を聞いてください。
先ほどもお伝えした通り、
先にあなたが主張してしまうと
息子さんは本音を話さなくなります。
ですので、ここでも大事なのが
「息子さんの言葉を受け入れる体制」
にあなた自身がなることです。
どんな言葉が来てもまず一旦、
息子さんの言葉を受け入れてください。
そしてから、あなたが
「自分はこう思う」を伝えるようにしましょう。
息子さんの言葉を一度受け入れて、
「わかった。その上で自分はこう思う」
を伝えるということです。
このときにどういう声かけが良いかは
「辞めたい理由」によります。
そこで、まず見極めて欲しいのは
・短期的に今だけそう言ってるのか
もしくは
・長く考えた上でそう言ってるのか
どちらのパターンなのかということです。
短期的に今だけ言ってることなら、
多くの場合は原因は
「モチベーションの低下」なので
モチベーションを上げて上げましょう。
(モチベーションの上げ方に関して、ここで詳しく解説しています。)
もし、長く考えた上で言ってきてるなら、
野球を辞めたい理由を受け止めて上げて
一緒に相談に乗って上げてください。
息子さんの人生において
やり続けることがなぜ大事なのかを
一緒に考えていくのです。
絶対に否定してはいけません。
全ての言葉を受け入れて上げて、
その上であなたの気持ちを伝えるのです。
そしてやり続ける理由を一緒に考えるのです。
もし、あなた自身も息子さんの言葉を聞いて
「やり続けなくてもいい」と思うなら、
無理して野球を続ける必要はないと思います。
僕の立場でこういうことを言うのも
少しおかしいかもしれませんが、
息子さんの人生において野球が全て
と言うわけではありませんからね。
ただ、できるなら続けた方が
息子さんのためにはなるでしょう。
「辞めたい」と思うほどに
辛かったり、しんどかったりするのは
息子さんを強くするための壁です。
一緒に乗り越えていって上げましょう。
じゅん