娘は読書感想文が大の苦手です。
夏休みの宿題の中でも、読書感想文はラスボス的存在です。
攻略法は・・・ありません。
例えるなら、素手でドラゴンに闘いを挑むようなもの。
戦う前から、既に詰みの状態。
いつまで経っても、一文字すら書く事が出来ません。
課題の本は読んだ?
読んだ。
読んでみて、どう思った?
分からない。
でも、本は読んだんでしょ?
読むように言われたから、読んだ!
感想って言われても、分からない!
分からないものは、分からないの!
そう、娘は本を読むように言われて、読んだだけ。
本を読んだ感想はおろか、本の内容さえ、全く頭の中に残っていませんでした。
読書感想文は諦め、生活の作文(日記)を書くことにしました。
想像することは苦手でも、実際に体験したことなら書ける筈。
実際にあった事だけを列挙した日記。
それでも、何とか原稿用紙一枚を書きあげました。
心情の表現は「楽しかった」「嬉しかった」レベル。
今の娘には、それが限界でした。
娘は自分の気持ちを言葉にして伝えるのが苦手です。
お母さんは、それを文書にする事で自分の気持ちを整理してきました。
でも、娘はそれさえも苦手です。
メモを取るように言っても、メモを取る事を忘れる。
メモを取っても、メモを取ったことを忘れる。
典型的なADHD。
年齢を追う毎にその特性が顕著になってきました。
そんな娘にとって、読書感想文は鬼門中の鬼門。
それでも、本人なりによく頑張ったと思います。
努力には報いてやらねば。
今からプリンを買いに行ってきます。
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