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この試合から後半戦。

降格圏に片足が浸かった状況に慣れないサポは多そうだ。

20年応援している自分も、ヒリヒリする展開に慣れないのは同じ。

要因はハッキリしていて、追加点が取れないこと、1点を守り切れないこと。

 

とはいえ、アウェイ湘南の開幕戦から、長い前半戦がようやく終わり、

平日にもかかわらず、ワルンタ・氣志團・無料招待??の効果なのか、

2万人を超える観客は立派だ。

 

強くて愛されるチームは理想だが、

弱くても愛されるチームにはなれている。

あとは、どんな結果でも精一杯がピッチ上から伝わってくるかだろう。

 

なんていう、とりとめのない振り返りをしつつ着席。

思い切ったメンバー変更のスタメンに少々驚いた。

始まってみれば、局面の質に不満はあるが、シンプルな展開が多く見ていて楽しい試合だった。

 

3バック相手の数的ギャップを、相手DF裏にシンプルに放り込むことで陣地挽回する戦術は、

運動量とスピードがある3トップだからこそ。

色々課題はあるけれど、相手の嫌がることはできていた前半だった。

決めきる課題は、永遠の課題だから、枠外シュートも多いがプロセスは評価すべきだろう。

 

一番大きな変化点は、運ぶ回数と味方を追い越す回数が増えたことだろう。

これにより相手は混乱するのだから当然なのだが、前提としてフリーランの味方から

ボールが出てくるという信頼関係が続かいないと、これらの回数は増えていかない。

 

サッカーとは面白いほどメンタルのスポーツで、この信頼関係が明らかにスプリント回数にあらわれる。

走行距離もまたしかりだ。

この試合の面白さが正しかったのかどうかは、同じフォーメーションで前から圧をかけてくる

次節の広島戦で証明されるはず。

 

足元でつなぐのも、前に放り込むのも、ロングボールで陣地挽回するのも、

何をしたって良いのだし、色々な方法があるから面白いし相手も嫌がる。

 

そして、今節の最大の楽しみは10番の復帰。

これからも回数は少ないだろうが、動きを見るだけでお金を払う価値を感じる選手。

そういった選手は本当に減ってしまった。

受ける位置・トラップ時の体の向き・球離れの速さ・ダイレクトでのさばき、

どれを見ても本当にサッカーって楽しいのだな、と感じさせてくれる。

もっともっと長い時間を見たいのだが、無理はして欲しくない。

 

答え合わせは中2日、選手というより監督の選手選考なんだな、ということが良く分かる試合だった。