https://www.frontale.co.jp/goto_game/2024/j_league1/03.html

 

今シーズンの座席は、昼開催だと日当たり良く、前半は暑いぐらいだったのだが、

後半に入り日当たりが無くなると極寒だった。

風は意外に強くなかったのだが。

春が待ち遠しい。

 

さて、試合はというと、前試合というより昨年からの成長が全くない。

失点を怖がると、つなぐ意識より裏へ放るだけになり、攻撃は単調になる。

単調になれば相手は守りやすいので、さらに得点は入らない。

つなごうとすると遅攻になり、ミドルシュートも打てず、見ているファンはモヤモヤだけが残る。

 

勝敗に個人の責任を負わせるのは間違いだし、戦犯を見つけるのは愚の骨頂だとは思っているが、

それにしてもデータが示す家長のシュート0は、本当に問題だと思っている。

この試合だけではない、ずっとデータを見ると、良くわかる。

シュートを打つべき場所に入っていけないのだ。

 

三笘がいたころを思い出すと、ペナ内に入って得点は決めていたので、

完全に運動量の問題でしかない。

マルシについていくのは誰でも難しいが、それでも山田に入ったボールをシュートまで持ち込む技術はあるはず。

 

3FWでの戦術で、ここまでシュートがないと、完全に機能不全と言わざるを得ない。

相手からすれば、家長にボールが入れば、全体的に攻撃を遅らせれば良いだけ。

CFに高さのないチームなのだから、クロスは想定内で弾き返せば良い。

怖いのはマルシの単騎突破のみ。

家長がミドルかカットインからのシュートで相手を食いつかせない限り、システムは崩れない。

公式に記載のある相手監督の台詞を読むと、そんなことがうかがえる内容になっている。

 

とまぁいったところで、鹿島戦も変わらないだろうし、言ってて辛いからやめよう。

なんだか功労者を重要ポストからおろせない大企業病そのものを見ているようだ。

これは選手の問題ではなく、上にたつ責任者の覚悟の問題だ。

功労者は大切にすべきだが、だからといって若手にチャンスを与えないのは違う。

時代とともに新陳代謝ができない会社は滅びるし、変化に対応できない企業は潰れていく。

これはチームでも同じだろう。

 

ようやくソンリョンを外したので、間違いなく次は家長を外さないと、今シーズンは残留争いになる。

シュート数、走行距離、スプリント数、どれも目も当てられない数字だ。

今ちょうど愛媛VS熊本を見ているが、熊本は選手が毎年個人昇格しているのに、のびのびと活躍している。

これぞ監督が作るチームの雰囲気だろう。

憲剛がヘッドコーチで大木さんが監督だったら、面白いサッカーになりそうなのにな。

 

監督が大胆になれなかったら、選手が大胆になれるわけがない。

いくら失敗しても良い、挑戦しようと口でいっても、

選手間の競争がないのでは説得力は全くない。

今だからこそ、山根や登里が去り、車屋や大島のいない、完全に新チームの今年だからこそ、

家長とソンリョンに卒業してもらう変革を起こして欲しかった。

 

見ていて選手が伸び伸び、溌剌とした雰囲気に見えてこない。

三浦ぐらいだな、やってやろうって感じがするのは。

でもこれは監督の問題。好き嫌いではなく、去り際が大切だということ。

中村だけでなく、登里も見事だったなぁと。

 

昨日の試合を見る限り、小林にかつてのクイックさはない、これも期待だけではダメだろう。

もっと言えば、なぜ足元が下手でも足の速いウイングを補強しないのか、

足元は苦手でも単騎で勝負できるドリブラーを補強しなかったのか。

交代選手のこれじゃない感が凄い。

フロントの補強が悪いのか、リスクを恐れ勝負を掛けれない監督が悪いのか、

それとも自らのチカラで這い上がってこれない若手がわるのか、、、。

やっぱり監督の問題だろうな、つくづく去り際は重要だ。