https://www.frontale.co.jp/goto_game/2023/acl/05.html

 

火曜日のナイトゲーム。

開始後すぐに着席できたので、一安心。

結果で見れば完勝で、相手の足は止まっていた。

 

マレーシアから来て、寒さに慣れず、コンディションが球際に出る。

勝つことが絶対と思っていても、足は動いていなかった。

アウェイって大変だ。

 

さて、試合内容はというと、

もちろん危ない場面はあったのだが、それは仕方のないことで、

ピンチのないスポーツなんて面白くない。

 

それよりもフォーカスすべきなのは、ミスであり質だろう。

鹿島戦に続き、飛ばない・CFへ届かない制度のGKキックは、とてもボールを大事にするチームとは思えない。

もちろんピンチを防ぐセービングは頼りがいがあるし、ユニを持っているぐらい好きなGKだが、劣化は認めざるを得ない。

 

そしてなかなか代替の利かない左CB問題だ。

こちらも鹿島戦同様に、クリアボールがハーフウェイラインを超えず、陣形を立て直す前に相手ボールになる。

相手も研究して競り合うボールを放りこんでくるから、ピンチになる回数が多い。

シミッチを入れて2ボランチで補完しあえば良いのだろうけど、そうすると平均値の高い瀬古が控えになるのが悩ましい。

シミッチのパスの質の素晴らしさを、なんとか活かせないものだろうか。

サイドチェンジだけでなく、長めの縦パスも、強めのグランだーも、すべて素晴らしかった。

 

それにしても大南の成長ぶりが著しくて、嬉しい限りだ。

高さとカバーリングは、開幕当初から特徴ではあったのだが、

日本一ヘディングのクリアが上手いと思っている谷口レベルに、ヘディングでつなぐ意識が見えてきた。

クリアするときとつなぐとき、これをヘディングで使い分けて、正確性を持たせらるCBはなかなかいない。

さらには、パスのボールの質も上がってきて、今までは跳ねてトラップしにくいボールが多かったのだが、

前節の鹿島戦から、明らかに強めの転がるボールが増えてきた。

これは怪我の功名なのかもしれない。

味方の利き足に、鋭く強いボールが出せるCBは、プレミアっぽくて本当に頼もしい。

誰かと比べる必要はないのだけれど、明らかに出来ることが増えて、成功する回数も増えている。

今後も楽しみだ。

 

天皇杯は古巣対決なので、大南に期待しかない。