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在宅勤務中に普段読まない本を読んでみよう第17弾。
16弾の石油の世紀は7月だったから、久しぶりの長本読書。
上巻は、P441で1~14章
下巻は、P427で15~29章
1日1章で読み続けると、ちょうど良い。
どうやらNHKのテレビ放送があって、描き切れなかった部分をまとめた本のようだ。
なぜこの本を選んだのかというのが、自分の心境変化で大事な部分なのかもしれない。
時系列で思い出してみると、、、
AmazonPrimeで海外ドラマ「ボッシュ」シリーズをたまたま見た
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作者のマイクル コナリーを読んでみようと思い、あえて主人公がボッシュではない作品
「わが心臓の痛み」を2021/3/10に読了
なんとなく、脳と心のつながりにフィクションとノンフィクションの隙間にSFを感じた程度だった
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サッカー関連を見たつもりで、アニメのエリアの騎士に出会う
サッカーとアニメ エリアの騎士 | 横須賀市にプロスポーツチームを創りたい (ameblo.jp)
2022/8/20に日記を書いているから、おおよそ読了から1年後
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なんとなく、元来好きだったSF世界とフィクションの間という興味がぴったりハマりそうな世界があるのか
そのテーマはなんだろうと考えたときに、この「臨死体験」というパワーワードに出会った。
とにかく面白い内容だった。
結局のところ、当然というか答えは出ないのだが、科学では説明できない世界があることは知ることができた。
信じるか、信じないかは、自分次第というところではあるが、なんとも言えない。
もちろん科学的な根拠というかテスト結果が一つも示せないこと(別室の隠れ記号が発見できないとか)は、
致命的に現実感は無いのだけれど、なんとも全てを否定できない読後感に包まれて読み終わってしまう。
さて、自分に同様の経験はあったのだろうか?
小学生の頃に自転車でスピードを出し過ぎてカーブを曲がれず、壁に激突し右ひじを擦りつつ止まった時に、
今思い出すとするとスローモーションだった記憶はある。
今でも右肘には、とても擦り傷とは思えないほどの大きな傷跡があるが、その時でも何かが見えた記憶はない。
もう一つ大きな事故で思い出すのは、雨の日にバイクを乗っていて、横断歩道の白い部分で滑り大転倒をして記憶が飛んだという体験をしたが、あれも何が起きたか思い出せないほどバイクは大破したが、幻覚が見えた記憶はない。
バイク乗りとしては、マンホールと道路上の白ペンキが、いかにブレーキにとって危険なものかという教訓を得ただけだった。
この本を読んでいると、走馬灯については登場しない。
病床で何もできないときに、俯瞰的に自分を見つめるのが臨死体験という定義のようだ。
自分の46年間を振り返っても、やはり瀕死の場面に出会っていないので、体験できないのかもしれない。
体験してみたいとは思わないが、やはり知らない世界=「死」が恐怖という考え方には共感できる。
知らないことは知れば良いし、体験してみればよい。
興味ある世界に飛び込んでみればよいし、やらずに後悔するよりも、やって失敗したほうが人生は楽しい。
意外とそんな前向きにさせてくれた本だったのではないかと思う。
自分が興味を持ち始めたこのSFっぽいテーマは、どうやら残りの人生を現状維持でなんとか乗り切ろうとしている自分に対し、
潜在意識が拒否反応を示しているのではないか、という気付きを与えてくれた気がする。
さて、そういう意味では、先週末に年甲斐もなく深夜バスでJ1参入プレーオフに行き、
熊本を応援したことは心と脳に良い刺激だったのだ。
やりたいと思ったら、周囲を気にせずやってみよう。
知らないことが恐怖なのだから。