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水曜日のナイトゲーム。
いつもはバイクだけど、仕事帰りだったので久しぶりに武蔵小杉駅から歩いてみた。
空き地だった場所に、すっかり大きな病院が建っていて驚いた。
高層マンションを含め、随分と駅前は景色が変わるな。
さて、難敵の鳥栖戦。
この日も、いつも通りゴール裏2階北から観戦。
いつも同じように圧勝なんかできないのだから、相手を見つつなんとか勝っていく。
そういうことが去年よりも出来ているな、と感じる試合だった。
決定機は少なかったけど、決定機の一つ手前まではしっかり作れていた。
あとは精度の問題。
少し球足が速いな、と感じたのは心理的に鳥栖のプレスが効いていた証拠だろう。
こういう展開こそ、田中と脇坂が敢えてゲームスピードを落として欲しいところだが、大島不在の影響を感じさせる展開だった。
無駄かもしれないけど、ひたすら左右にボールを散らして、相手の穴をあける作業が少なく感じたし、どうも縦に縦にが多い気もする。
とはいえ、相手の決定機も少なかったが、追加点もなかったのでお互い様な辛勝だろう。
さて、面白かったのは鳥栖の戦い方。
本当にハードワークしていて、若いなと。
最後まで皆良く走る。
それでいて、がむしゃらにという訳ではなく、しっかり自分の持ち場を決めている印象。
2階からみると、鳥栖の選手が、フィールドの横幅一杯に広がって、盤面のマスを頭の中に線引きして描いてみると均等に配置しているのがわかり、なかなか隙が無い。
ただ残念だったのは、やっぱり川崎対策として、ロングボールで陣地を回復して、セカンドボールを回収する選択が多くなっていたこと。
もちろんそれも戦術としてアリなんだろうけど、そればかりだと得点の匂いはしない。
どうも真っ向勝負という感じがしなかったのは、選手配置と戦術が合っていなかったからだと感じてしまった。
その差を埋めるのが基本技術の「止めて蹴る」なんだろうなと。
谷口とジェジエウの技術の差を見ても違いが分かるぐらいだから、鳥栖のCBが攻撃の基点になっていないのが良く分かる試合だった。
別に密集でパスを繋ぐだけがサッカーでもないけど、思った場所にしっかり蹴るのは絶対に必要。
そのための止める作業に差があったかなと。
そこを運動量で埋めていた戦術が鳥栖のキモなんだけど、夏場は大丈夫かな?と心配になる。
そして、手を使って相手を止める選手が多いのも心配。
体を入れるのではなく、手を使うファールが多いチームだった。
あれは成長を止めるから、指導者はしっかり注意した方が良い。
退場した場面以外でも本当に多い。
癖になっている印象だったのが残念だ。
さて、次は多摩川クラシコ。楽しみだ。