在宅勤務中に普段読まない本を読もうシリーズ第4弾。
とりあえず月一冊で、来月も挑戦してみる予定。
1.暴力と不平等の人類史
2.21世紀の資本
3.唯幻論大全
https://www.amazon.co.jp/dp/4808310139
巻末の索引や付録を除くとP673もある。
これだけデータをまとめたもんだと。
選んだ理由は、コロナ自粛の中、一人で感染リスクを避けつつ、運動不足解消にできることは何かと考えたときに、始めたことが二つ。
1つは、ボウリング。
これはこれで、なかなか楽しい。上達までの道のりは流そう。
そしてもう一つが、登山。
といっても素人だから、1,500m以下の日帰りできる山。
早朝の始発電車に乗り、夕方前には帰宅できる範囲で、月に1~2回登っている。
いずれ経験を積んで、もう少し高い山へと考えたときに、しっかり知識を思い借りてみた。
さらには、著者が同郷の横須賀市出身であることも、興味を魅かれた点ではある。
さて、読んだ感想はというと、しっかり科学だなと。
登山といっても色々な種類があるようで、トレッキング・トレイルラン・クライミングなど。
あたりまえに、高さによって装備や準備の差もある。
スポーツとして、対策を考え、試行錯誤しながら達成感を得ていく。
そんなアプローチがしっかり体験をもとに書かれていて、ノンフィクションとして読めた。
自然を相手にすることの感動と恐怖もしっかり描かれている。
何が人を敢えて困難に突き動かすのか、という感情的な部分の描写が少ないのが、学術書っぽくて読み物として残念なところだったが、十分に心構えができた。
今年は2,000m級に挑戦し、50歳を前に縦走を目指していきたい。
そう向上心を駆られる本だった。