https://www.frontale.co.jp/goto_game/2019/j_league1/26.html

 

朝晩が少し涼しくなってきた9月の等々力。

列抽選では相変わらず真ん中あたりだったけど、なんとかバックスタンドの真ん中少しアウェイ寄の席を確保。

 

お笑いということで、久しぶりにフロンパークで楽しんで、スタッフ若松さんと吉本興業のつながり、そして囲碁将棋さんとの関係を知って、ビジネスって縁と運だなぁという持論を改めて感じつつ着席。

 

6節もリーグで勝利がないと、なんだかもう試合前から不安しかない。

チームのDNAとして勝ち負け以外でも楽しませてくれるっていうのは素晴らしいし、誇りに思っている。

ついつい、SNSなどを読んでしまって、自分の考えが整理できずに見始めてしまう試合も多いのだが、やはり最優先は「勝利」だろう。

 

『どう勝つか』、『楽しく勝つ』という雰囲気が、チームから失われて自由なアイデアや、ゴール前の即興性がなくなっていて、選手が楽しめていないっていうSNSの書き込みも目立つけど、持論として最優先事項はやっぱり「勝利」。

 

でも『勝利』は目指すべきところだけど、どうにも納得いかないのが、その勝ち方と進め方なんだと思った。

勝つためには得点が必要 ⇒ 得点のためには、様々な方法が必要 ⇒ そのための試行は実践で試せているの?

 

なんども書いてきたとおり、現状維持は停滞ではなく退化の始まりである。

チームは、得点=攻め手 を増やすために大物外国人も補強したし、齊藤の2年目のフィットに賭けていたはず。

でもね、結局シーズンも終盤になってみたら、フォーメーションも攻め方も過去2年と同じ。

選手が少し変わっただけ。

 

だからこそ、勝利や勝ち方以上に、試行錯誤して悩んでいるプロセスが見えてこない。

もちろん、前回掲載した理想主義と現実主義の狭間で、結果を出さないといけない監督は本当に大変だと思う。

 

でもやっぱり、どう勝つかにこだわる前に、まずは勝ちにこだわる選手を使って欲しい。

そして、諦めずに最後まで、足先でもシュートを防ぐ意識を持った、走れる選手を使って欲しい。

気持ちだけでなく、行動に移せる選手を。

 

前半2分の場面、ポストにあたるシュート場面で、間に合わないとしても体を当てに行く姿勢すらない選手は、本当に残念だった。

勝ち負け以上に、ガムシャラさが無くなっているような気がして、なんだか寂しかった。

疲れている後半ならしらず、前半の立ち上がりで、ボールも終えなくなっている選手の意識って・・・。

そう見えただけなのかもしれないけど、ずっとそんなことを考えながら今シーズンを見ている。

 

勝利は結果だけど、魂は細部に宿るわけで、水を漏らさないような局面での攻防をしっかり高めて欲しい。

徐々に局面の弱さばかりが目立っている。

どう勝つかという前に、どんなカタチでも勝つという意識の問題と思える。