https://www.frontale.co.jp/goto_game/2025/j_league1/37.html

 

久しぶり過ぎて、西日や気温を忘れかけていたホーム最終戦だった。

誰のユニフォームを着ていくべきか、本当に悩みに悩んだ試合で、

こんなにも悩んだことはない、というぐらいで結局は重ね着に。

 

記憶を頼りに想定していた通り、試合中は暑すぎで、

試合終了後からセレモニー中は冬の寒さ。

 

とはいえ、様々な感情と体感以上に、なんとも中途半端な試合内容で、

勝負・内容ともに完敗ながらも、何をしたいのだがサッパリわからない試合だった。

 

スタメンを見ても、お祭りムードに偏った面子(ソンリョンのスタメンなのに、ウーレではなく車屋はスタメン)

でもなく、負けた展開で残り10分にGKを交代しながらもFWの前線は厚みがない。

 

なんだか信頼されている選手とそうでない選手が露骨に出ている選手交代で、

エリソンの機能不全1トップを含め、何の工夫もなく3週間を過ごした罪は重いと言わざるを得ない展開だった。

 

先制しても追いつかれ、突き放せずに逆転される。

もう何度も見てきた光景なのかわからないが、3週間あってこの内容だともう期待してはいけないと腹は括れた。

 

消化試合として、大胆なスタメン采配もなければ、リスクを覚悟に点を取るプランBもない。

現状の延長で物事を決め、中途半端な温情采配を見せる。

鬼木さんが天皇杯決勝で14番を温存して優勝した非情さは微塵もない。

 

監督だけの問題ではなく、チームとしての雰囲気が中途半端であったことは、

公式の監督コメントから推測できるものの、最終決断は誰がするのかという『覚悟』について問いたかった。

 

我がチームらしく、セレモニーは最高だし、勝ち負け以上の愛着はクラブに必要な文化ではある。

ただしそれは一生懸命さがあってこそ。

足が攣り、動けなくなるまで走った選手が何人いるのか。

どうみても球際含め広島の選手の方が戦えていたし、気持ちが入っていた。

 

そういった試合に臨むメンタリティの不足は、ACLEで完全燃焼してシーズンが終わってしまった感が強い。

はてさて、生ぬるい状況を打破するのは、いつの時代も若手と相場は決まっている。

来期は、空気を読まない活きのよい若手が台頭してくることを願おう。

 

次のハーフシーズンは昇降格がなく、好き勝手にできる監督冥利に尽きる試合が続く。

どれだけ人間としての大きさが見れるのかは、はっきりと見えてくるはず。

選手の入れ替えを含めて楽しみしかない。

どうやらカップ戦は全く無いようだし。U21リーグも始まる。

 

 

 

それにしても、引退、契約満了の選手たち、お疲れさまでした。

7つの星それぞれに思い入れがあり、そこに携わった選手と別れるのは本当に辛い。

でも、選手が入れ替わってもチームは続いていく。

 

これは本当に会社も仕事も同じ。

転職しても前の会社は残っているし、実は対して気にもならない。

やはり人間は強いし、今の延長上にある未来に期待しているからなのだと思う。

 

だからこそ、その未来を担う選手(会社でいえば社員)は、しっかりと自覚し責務を果たして欲しい。

他人や雰囲気に左右されず、何をすべきなのかを自責で考えて行動して欲しい。

意識が変われば行動は変わるし、行動が変われば周りから見て雰囲気が変わる。

 

そうすれば、良い時も悪い時も声援で背中を押していく覚悟はできている。

だからこそ、ワンクラブマンの価値を高めるクラブにしていける。

それがクラブの文化であり風土になっていくのだから。

プロとは言え、お金以上の価値感を共有できるメンバーを増やしていく。

それが強化への近道だと、信じているし魅力にもなっていくはずだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://www.frontale.co.jp/goto_game/2025/j_league1/36.html

 

 

今年も優勝争いに加われず、なんとなく過ぎていく終盤戦。

勝とうが負けようが、不甲斐なかろうが、応援し続けていく気持ちに変わりわない。

それでも、挑戦する姿勢が見えないチームは、やっぱり前向きに声援を送り辛い。

 

自省を込めて書いているが、スタメンをみるとやっぱりといった感じだった。

優勝もなく残留争いもないのだから、来期につながる何かを期待していたけれど、

ボランチに運動量ある二人を並べるだけのスタメン。

 

攻撃が停滞するだろうなぁ・・・と思っていたら案の定で、

シュートはミドルばかりでペナ内にほぼ侵入できず。

これは明らかに、相手のDFラインを下げるジャブを打てる山本がいないから。

 

かといって、ポストプレーが苦手なエリソンを1トップにし続けても、

相手のファールでプレーを止めれば良いだけで、

前線に高さがないからセットプレーも怖くはない。

 

なんだか想定通り過ぎて笑ってしまえる前半だった。

何度も書いている通り、1年たっても適材適所を見つけらずに終わってしまったシーズンだった。

 

理想の補強は永遠に追い求めるのだから、嘆いても仕方は無いのかもしれない。

それでも去年の山田にワントップを任せる醜態と同じことをエリソンに求めている。

エリソンの良さは、縦への推進力とシュートレンジの広さだ。

ワンタッチゴーラーでもなければ、動き出しやポジショニングで勝負する選手ではない。

 

私が気に食わないのは、チームの型を当てはめて選手に役割を与えている点だ。

後半の選手交代を見たら、ロマニッチの方が圧倒的にポストプレーや前からの守備(コース切り)が上手い。

 

誰がどうなんて結果論でしかないのだけれど、

フロンターレのDNAはゴールから逆算してチームを作ることだったはず。

もっとわかりやすく言うと、自分たちでボールの主導権をもってゲームを進めること。

今はやりのアスリート能力重視や、前線のサイド起点によるローリスクサッカーではないはずだ。

 

どうみても、良い時代の残像に縛られれて、新しい挑戦ができていない。

挑戦なんて常識の外からだし、今までの延長線上にはない。

残留も優勝争いもなく、伸び伸びとできるはずのラスト3試合の初戦を、

無策と現状の延長に使ってしまった監督の責任は重いと思っている。

 

若手をつかうでもなく、精神面が整わないマルシーニョを切り札に使うわけでもない。

左が得意の伊藤を右で使い続け、ポストプレーが苦手なエリソンを右で使うリスクも冒さない。

次につながる希望が何も見えないのは、中途半端なボランチ2枚による戦術だからだろう。

 

色々な意味でもったいないし、がっかりした試合だった。

どうせラスト3試合だったのだから、もっと大胆でよかったのに。

誰に何を言われようと、結果責任のない3試合だったはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://www.frontale.co.jp/goto_game/2025/j_league1/34.html

 

感想を書く気力すら無くなった先週のルヴァン柏戦から約一週間。

記憶を上書きしてくれる機会がホームで良かった。

 

いつもどおり、仮装のスタメン発表で雰囲気を癒してくれるのは、

このクラブのDNAであり方針なのだから、全く問題ない。

強くて愛されるだけでなく、強くて「楽しく」愛されるクラブへ。

 

そう思わせてくれることが、他クラブとの差別化であり、差別化は誇りなのだと再認識させてくれた。

それでも、やっぱり悔しい。

2017年のルヴァン決勝を負けた後のような喪失感ではあるが、前に進んでいくしかない。

 

という気持ちが選手にも見えた前半戦だった。

気温が高く、風も強いなか、気持ちを前面に押し出して、怒涛の3得点だった。

だが、良いことは長く続かない。

 

先制した後の受け身に回り過ぎる姿勢と、意図が全くない時間の使い方で、

いつものようにハラハラドキドキで試合は終わってしまった。

本当に、1回目のPKが入っていたら、流れがどうなっていたのか。

 

要因は、試合コントール者の不在につきる。

試合を落ち着かせられる選手が誰もいない。

多少のリスクをもって、マイボールの時間を作り出せる選手がいない。

誰が移籍してこうなったのかっていう犯人捜しはしたくないけれど、悲しいぐらい他責で他人事。

 

個人で局面を変えられないのなら、流れをきるのに外へ出して相手スローインにしたり、

相手陣地でファールして反転攻勢の雰囲気をブツ切りすればよいのに、

無理につなごうとして相手の矢印をモロにうけたりする場面も多い。

 

こうなってくると、残念ながら戦術というより個人IQの問題でしかない。

野球であれば、バントしたり盗塁したりなど色々あるのだけれど、

サッカーは局面の連続なのだから個人でボールを奪い返すか強引に流れを切り続けるしかない。

 

とはいえ、今回は公式コメントが上記内容を見事に言い当てている。

特に清水の秋葉監督のコメントは実に論理的で、裏返せば川崎の問題を裏返して見事に言い当てている。

あえて色々と書くよりも引用したほうが、わかりやすい。

 

「もっと言えばちゃんと中を閉めるだとか、ファーストディフェンダーは簡単にかわされないだとか、当たり前のことだと思いますので。」

これは、上記で言えば流れを切る個人能力の部分であり、原理原則の部分でもある。

しかし、山本と河原は対人に強いわけでもなく、ベンチにも該当メンバーはいない。

これは、補強の失敗ではあるけれど、攻撃を優先順位の上に置いている以上、スタメンでは仕方ない選択ではある。

 

「まずはしっかりとした個の部分で、対面のやつにやらせないとか、何がなんでも寄せの鋭さや圧力みたいなもので自由にプレーさせないとか。そういったことをしっかりとやらないと、いくらシステムがなんだとか、どう組織でごまかそうなんて言ったってごまかしきれなくなる」

これも同じコメントの繰り返しではあるが、とっても大切なこと。

サッカーをやってみればわかるが、あの縦横幅のグラウンドで、2対1で守り切る守備戦術はキツイ。

だからこそドリブラーが重宝される。ダブルチームでボールホルダーへアタックすれば、

それだけ相手の守備範囲が狭くなるから。

 

「最後にグラウンドの中で相手とぶつかりに行くかどうかというのは、やはり選手たち」

精神論は好きじゃないが、やっぱり勝つっていう気持ちが体を動かす。

このあたりは、鬼木イズムが薄れている雰囲気を感じるところだ。

 

「もう一度守備の基本である、中を閉めながら外でボールを動かさせて、やっぱり中側から外側でプレッシングに行くとか、そういう基本的なことをやらないといけない」

これも、シーズンの前半はできている部分があった。

なんでこうなってきたのか、丸山の不在なのか、CBがコロコロ変わるからなのか。

こればっかりは、原理原則だけど、選手に本音を聞かないとわからないが、できていたことができなくはなっている。

 

「同じことを繰り返しているようでは、成長も進歩も感じられない」

まさにこれ。これが一番大事。誰が気持ちを変えてチームを引っ張っていけるか。

明らかにリーダー不在がチーム雰囲気に響いている。

良い時は勢いで進めるけれど、悪い時ほどリーダーが同じ方向を向かせて引っ張っていく気概が必要。

これは仕事でも全く同じ。少し前のコロナ禍を思い出してみて欲しい。

 

「1週間ぐらいはそういうメンタリティでやると思いますが、それをやっぱり1年、もっと言えば選手をやっている限り、3年、5年、10年とやれる選手がすばらしい選手になると思います。」

もう本当にこれに尽きる。だからこそのクラブ愛だし、川崎にはそうなっていける土台はあると信じている。

コロコロ移籍組ばかりのチームは、歯を食いしばることはできても、食いしばり続けることはできない。

これは、先週のOB会で同じ話をしながら交流させてもらったからこそわかる。

 

 

そう言った意味で、可能性を感じる言語化は山本かな。

「自分も含めて後ろも中盤ももう少し全体を操れたらよかったし、前から行けないのであればコンパクトにしないといけなかった。そのバランス取りは個人の課題だと思う。ああいった流れになったとき中盤の選手としてどう振る舞うのか。そこが自分自身に足りないところだと思うし、攻守においてチームのやり方を選択して前線と後ろの選手に伝えていくことをもっとやらないといけない。それが個人としてよりレベルを上げていくために必要だし、より高いレベルに行くなら求めていかなければいけないことだと思っている。」

頼もしいし、期待している。

 

私の座右の銘は、『気持ちが変われば行動は変わる』であり、『行動が変われば心が変わる』。

どちらでも良いが、大切なのは他責ではなく自責であり、自分ごとと思えるかだ。