天竜茶 下阿多古石神金原在来・上阿多古芦窪やぶきた 石神問答の最終解答 | 縄文家族|天竜楽市

縄文家族|天竜楽市

天竜川流域に岩宿、縄文の昔から連綿と続く山暮らし。

大祖先から受け継いだ五万年持続する森と共生するサスティナブルライフを未来の子供たちへ伝えましょう‼️

 柳田國男は天竜を民俗学の宝庫と捉え、この地に何度も足を運んでいたようです。彼の書籍『日本の祭』にも二俣と山住の話題が出て来ます。

 

 明治の頃、山住神社の祭禮では「御潮取り」つまり神事に使う海水を汲みに二俣辺りへ来ていたのだとか…柳田は「山住からすれば二俣辺りが海だと思ったのかなあ?」くらいの惚けた調子で書いていますが、二俣の辺りは縄文時代には海で、鹿島の椎ヶ淵に竜宮城伝説が残り、汐見渡という地名は満潮時にそこまで海水が来たことを意味すると地元では言い伝えられています。


 小俣京丸を「日本三大秘境」と呼び、遠野同様に頻繁に訪れていた柳田は…当時は今より容易に手に入れられたはずのそうした情報を知ってか知らずか…

 

 柳田の著作『石神問答』に書かれるミシャグチ(諏訪神、龍蛇神)、アラハバキ(客人神、石神、磐座の神、滝の神)、クナト(塞の神、峠の神、境界の神、八衢神、岐神、二俣神)…宮口(ミシャグチ由来の地名とされる)から堀谷(日本で唯一磐座を御神体とするアラハバキ神社がある)、杉峠(浜北区と天竜区の境界に御神木が八衢に分かれた神社がある)を抜けて石神(ミシャグチを祀る社隅地神社があり、その裏山は奇岩立ち並ぶ渓谷=石神)に至る古道はかつての主要街道で近年まで国鉄バスが走っていました。

 

 柳田はその辺りを知ってか知らずか…最終的な回答を記さずに「問答」を連ねただけに終わっています。

 

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静岡県浜松市天竜区石神/芦窪 2018年産新茶 在来・やぶきた

 下阿多古石神金原(きんばら)産の在来、上阿多古芦窪産やぶきたのブレンドになります。ブレンド比率5:5

 独特の甘い香りがあり、口当りはやぶきたの味ですが後から紅茶のような甘味が舌の奥に残ります。

 当地の在来種に多く見られる野性味、苦味はあまり感じさせず、洗練された香気が立ち、まるでアールグレイのように清涼感ある余韻が持続する個性豊かで魅惑的なブレンド煎茶に仕上がりました。

 

【在来種】
 その土地で古くから栽培されてきた茶樹を総称してそう呼んでいます。一口に在来と言っても畑毎にその茶樹の来歴は異なります。

画像:明治後期の二俣

 明治十二年(一八七九)五月五日、天竜川流域の茶取引の中心地であった磐田郡二俣村(現浜松市天竜区二俣町)に紅茶製法伝習所が開所、翌年には横浜港より天竜産紅茶の輸出が開始されています。

 二俣町の隣村である下阿多古村でも紅茶生産は盛んであったようです。

 当時はアッサム種の茶の木が紅茶栽培用に導入されていたと思われますが「在来」と呼ばれる茶樹の中には当時の紅茶用品種が残っている可能性もゼロではないようです… 

画像:石神社隅地神社

 石神金原地区には、その名の通り柳田國男の「石神問答」に出てくる縄文由来の古代神「ミシャグチ」が祀られた「社隅地神社」が鎮座し、その裏山には奇岩が立ち並んでおります。 

 金原遺跡からは縄文時代の鏃も発見されており、この集落は非常に古くから人が住み永い歴史をもっているのだと思われます。 

 石神社隅地神社の裏山を反対側へ回ると奇岩立ち並ぶ渓谷となっています

画像:堀谷アラハバキ神社御神体

 柳田國男によればミシャグチ、ミシャグジはミシャグジ=塞の神(サイノカミ)=境界の神であり、大和民族に対する先住民の信仰であるとしています。石神(シャクジ、サクジ)、 御社宮司、御左口といった漢字があてられることもあるようです。 

 麁玉郡(浜北区)宮口(ミヤグチ=この地名もミシャグチ由来と云われます)から、かつては麁玉郡に属していた時代もあった阿多古地区へ向う街道には日本で唯一磐座を御神体として祀られたアラハバキ神社(堀谷)があり、このアラハバキ神も柳田國男「石神問答」においてミシャグチと関連した神であるとされています。

画像:杉神社の杉

 

 堀谷から峠道を登っていくと杉峠に杉神社があり、この神社の御神木は八衢(やちまた)に幹分かれ(分岐)していることで非常に目を惹きます。杉神社は浜北区と天竜区の境界に位置し、峠の神、塞の神、八衢の神といえば、やはり「石神問答」にその名を記されたクナトノ神(岐神、二俣神)であり、杉峠は多くの人が非常に強いパワーを感じる場所であるようです。 

 杉峠から山道を下り、阿多古川左岸のやや開けた場所に石神金原集落は位置しています。

 まるで「石神問答」の最終解答がここに示されているかのようです。 

 

画像:石神六所神社の社地

 社隅地神社、隣接する石神六所神社の社地に入ると、夏でも清涼感に包まれている感じがします。心を落着かせる清らかな空気に身を委ねているようです。 

 石神金原在来をブレンドしたこのお茶の何とも独特の清涼感に通じているのかもしれません。

画像:石神六所神社から見下ろす茶畑

 やや蒸しの深い中蒸しの煎茶になりますが、水色は「金色透明」、二煎、三煎となるに従って味は薄くなっていくものの、いつまでも舌の奥に残る清涼感は煎を重ねるにつれてむしろ印象強くなっていきます。 

 水出しでも同様に独特の清涼感を楽しんでいただけます。

 悠久の歴史に思いを馳せながら、心安らぐ寛ぎのティータイムをまったりお過ごし下さい。

天竜煎茶 下阿多古石神金原在来・上阿多古芦窪やぶきた100g | 天竜楽市 天竜茶 本舗 on the BASE
静岡県浜松市天竜区石神/芦窪2018年産新茶 在来・やぶきた 下阿多古石神金原(きんばら)産の在来、上阿多古芦窪産やぶきたのブレンドになります。ブレンド比率5:5 独特の甘い香りがあり、口当りはやぶきたの味ですが後から紅茶のような甘味が舌の奥に残ります。 当地の在来種に多く見られる野性味、苦味はあまり感じさせず、洗練された香気が立ち、まるでアールグレイのような清涼感ある個性豊かで魅惑的なブレンド煎茶に仕上がりました。 明治十二年(一八七九)五月五日、天竜川流域の茶取引の中心地であった磐田郡二俣村(現浜松市天竜区二俣町)に紅茶製法伝習所が開所、翌年には横浜港より天竜産紅茶の輸出が開始されています。 二俣町の隣村である下阿多古村でも紅茶生産は盛んであったようです。 当時はアッサム種の茶の木が紅茶栽培用に導入されていたと思われますが「在来」と呼ばれる茶樹の中には当時の紅茶用品種が残っている可能性もゼロではないようです… 石神金原地区には、その名の通り柳田國男の「石神問答」に出てくる縄文由来の古代神「ミシャグチ」が祀られた「社隅地神社」が鎮座し、その裏山には祈願が立ち並んでおります。 金原遺跡からは縄文時代の鏃も発見されており、この集落は非常に古くから人が住み永い歴史をもっているのだと思われます。 柳田國男によればミシャグチ、ミシャグジはミシャグジ=塞の神(サイノカミ)=境界の神であり、大和民族に対する先住民の信仰であるとしています。石神(シャクジ、サクジ)、 御社宮司、御左口といった漢字があてられることもあるようです。 麁玉郡(浜北区)宮口(ミヤグチ=この地名もミシャグチ由来と云われます)から、かつては麁玉郡に属していた時代もあった阿多古地区へ向う街道には日本で唯一磐座を御神体として祀られたアラハバキ神社(堀谷)があり、このアラハバキ神も柳田國男「石神問答」においてミシャグチと関連した神であるとされています。 堀谷から峠道を登っていくと杉峠に杉神社があり、この神社の御神木は八衢(やちまた)に幹分かれ(分岐)していることで非常に目を惹きます。杉神社は浜北区と天竜区の境界に位置し、峠の神、塞の神、八衢の神といえば、やはり「石神問答」にその名を記されたクナトノ神(岐神、二俣神)であります。杉峠は多くの人が非常に強いパワーを感じる場所であるようです。 杉峠から山道を下り、阿多古川

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30㌘入もあります。

https://tenryuraku1.thebase.in/items/11459638

 

 

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