朝遅く、首都で目覚める。
顔だけ洗い、
朝食を取らずに外に出る。
どこの秘密基地に行くのか、
裸足の子供達が走って路地に消えていく。
上がったばかりのシャッターの向こうから匂う、
濃厚なコーヒーの香り。パンの匂い。
ガタガタと音をたてながら走る
オンボロの車たち。
かつて新鮮に僕の感覚を刺激したものなのに、
なぜだか苔が生えてしまったみたいに思えてくる。
いや、苔が生えたのは僕の方か。
あごを触ると、なんだかそこに生えてるみたいな感じがする。
かつて水晶の船でここに来た。
希望に満ちていた、僕やあの人やみんな。
僕以外は帰国するか、
亡くなってしまった。
この間、
「ずっと感じていたけれど
言葉にしなかった事」を話しあった。
夏の熱気に覆われていた身体が
急速に冷え込んでいく。
コンタクトをいれても
まだピントが合っていないような感覚。
come on baby
Light my fire.
もうすでに酸化しきっている。
僕は分っている。
でも火をつけようと試みる。
・・・カシュッ、カシュ。
夏が過ぎた頃にもう一度、試してみよう。
乾いた季節はまだ何回もやってくる。
昼になった。
顔だけ洗い、
朝食を取らずに外に出る。
どこの秘密基地に行くのか、
裸足の子供達が走って路地に消えていく。
上がったばかりのシャッターの向こうから匂う、
濃厚なコーヒーの香り。パンの匂い。
ガタガタと音をたてながら走る
オンボロの車たち。
かつて新鮮に僕の感覚を刺激したものなのに、
なぜだか苔が生えてしまったみたいに思えてくる。
いや、苔が生えたのは僕の方か。
あごを触ると、なんだかそこに生えてるみたいな感じがする。
かつて水晶の船でここに来た。
希望に満ちていた、僕やあの人やみんな。
僕以外は帰国するか、
亡くなってしまった。
この間、
「ずっと感じていたけれど
言葉にしなかった事」を話しあった。
夏の熱気に覆われていた身体が
急速に冷え込んでいく。
コンタクトをいれても
まだピントが合っていないような感覚。
come on baby
Light my fire.
もうすでに酸化しきっている。
僕は分っている。
でも火をつけようと試みる。
・・・カシュッ、カシュ。
夏が過ぎた頃にもう一度、試してみよう。
乾いた季節はまだ何回もやってくる。
昼になった。
