奥義伝承をほんの少しずつ | 岳さんの 自信がつく!ダッシュ教室!

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このブログでは、わたくしスプリントコーチのタケさんコーチのスポーツ指導活動のアップと、主催しているダッシュ教室の開催予定日のご連絡で使っています。
毎月のスケジュールが決まり次第アップしていきます。



合志Dスクール無事終了✨



やっと晴れが多くなったと思いきや今度は梅雨ですね☂️
雨でもしっかり通ってくれるみんなに感謝します。

今日は途中から雨が降る可能性があったため公園で行いました。

前半の晴れているうちに芝生にてラントレ。
ゼロブレーキダッシュと名付けた技術練習です。
メンバーの大部分が全力疾走で、
ちょっとでも前に行きたい気持ちから
足を前に出し過ぎたり、
そのせいで上半身が後傾しかかったりして苦しそうなところをよくみます。
姿勢が極まってないままでこれまで学んできた事を必死になってやろうとするし、速くなろうとしている。
その気持ちはみんな💯です。
気持ちの姿勢が出来ているからこそ私も結果に出させたいです🔥

このゼロブレーキダッシュと名付けた技術練習ですが、
ダッシュで加速がついた時にやります。
私の現役が終わる半年前に身体で気付けた事で、
トップスピードになる時は前モモの筋肉に頼るとブレーキがかかったまま走っていた事が分かりました。
かと言って、
ハムストリングを使って走れという、いろんな論文や指導も受けたけど、これこそ意識して使えない部分でした。
そこで、自分の屁理屈な性格から出た考えでタイム計測を走ったとき、大幅ベスト更新してしまってトレーナーさん方からドーピングするなと勘違いされたほど変化がありました。

屁理屈から出た考え方。
それは、
ブレーキが邪魔なら前モモの力を抜きっぱなしで走ればいいじゃんと、ヤケクソになって1本試しに、
前モモの筋肉に一切力を入れないことだけを意識して
踏ん張りがない分ステップをフル回転させました。
体勢は前のめりになり、
踏ん張りはゼロ。
回転を上げても上げてもヘッドスライディングしそうな体勢を戻せない。
だからといってむやみにバランス取ろうとすれば前モモに力が入るので、
ずっこけそうな体勢に抵抗せずに回転だけ上げ続けました。

本当にコケそうなために腕は暴れだし、回転を上げようとする足はピッチ走💦
顔に当たる風がいつになく冷たく感じたのを覚えています。
この1本の試しで出たタイムは10秒60/100m。
ビックリしました。

タイム計測後にじいさんトレーナーと何を意識して何を感じたかを話して、この走り方の理屈がまとまりました。
ほんっとに屁理屈な考えからの走り方なのでトレーナーもそういう発想は無かったと笑ってましたww
前モモブレーキに一切力を入れないことを意識して走ると、前どおりに踏ん張れないしバランスも取れなくなる。
そこで否応無く作動するしかないのがハムストリングとお尻の筋肉だったという現象。
コケないようにと必死になるほど前に押されていたということになるんですね。

この実体験から考え出した技術練習です。
コケそうな恐怖が付いてくるので、スピードを落として少しずつ慣れていかせます。

まずは今日は始まり。
中途半端な気持ちでやればマジで身に付かないしケガのリスクも高まるため、
みんな絶対速くなりたいとう意気込みを確認してからやるようにします。

私が命懸けで追究したどり着いた奥義。
少しでも身につくように指導頑張ります。