最近、娘(4歳)が私のメイクに興味津々です。

 

なので、朝のメイクはたまに娘に見守られながら。

娘「次は何するのー?」

花「次は眉毛を茶色くするよー」

娘「このキラキラ素敵ねー。娘ちゃんが大人になったら使っていいー?」

花「いいよー」

メイクをするだけで娘の憧れのまなざしを浴びられるのは母親の特権照れ

 

しかし無邪気な質問の中に、たまに実弾が紛れ込みます。

娘「ママは朝は素敵なメイクなのに、何で帰って来る時はなくなってるのー?

それはね。

四ツ谷やレジェ(練習会)へ行くと、一瞬で汗ですべてが流れ落ちるからだよー。

教師にすっぴんが見られるのが怖くて、

ダンスができるかー!

(  ゚Д゚)

↑やけっぱち

 

いや、もう、この季節、レッスンや練習会に行くためだけにメイクをするのは化粧品と労力の無駄遣いでしかないと思います。

それでも、完璧に開き直ってノーメイクで家を出られないのは、わずかに残った乙女心か、見栄か、周囲への気遣いか…。

 

 

Y口先生とのやり取りは、四ツ谷の教室のラインを使ってます。

 

これがもう、自分で言うのもなんですが、

ビジネスメールのお手本になるくらいの事務的文章

簡にして潔であれかし!的な。

面白味や親しみといった要素は皆無です。

要件以外の要素は盛り込みませんし、やり取りも最小限。

もし句点がハラスメントになるとしたら、私は毎回ラインを送るたびにY口先生にモノスゴイ嫌がらせをしていることになります。

Y口先生―。嫌がらせのつもりはありませんからねー。

私が嫌がらせしているのはブログでだけですからねー。

 

まあ、なんとなく、先生と生徒の関係だし、そんなもんだと思ってたんですよね。

なので、四ツ谷の友人にひょんなことから先生とのやり取りのラインの文面を見せてもらったとき、

「!」や「~」、果ては顔文字までがふんだんに使われたそれに、

ちょっとしたカルチャーショックを受けましたびっくり

羨ましい。

今さら変えられないし、これからもこのままいくけどさ…。

 

そんなわけで、Y口先生との連絡は基本的に最低限の事務的なものに終始しています。

ここまでが前置き。←長いよ!

 

 

で、先日、四ツ谷の教室から(つまりはY口先生から)ラインが届きました。

内容はBDのスカラシップにエントリーできたとのお知らせ。

教室で話せば事足りることを、こうしてわざわざラインで教えてくれるのは珍しいです。というか、初めてかもしれない。

 

思わず武者震い

私は本当にあの煌びやかな舞台に立つのか。

夢が、急に現実味を帯びてきました。

 

ここまでそこを目指して突っ走ってきたのは確かなんですが。

でも、ああいった豪華絢爛で華やかな舞台は、キラキラの充実したダンスライフを送っている人たちのモノであって、

こんな限られたダンス予算をいかに効率よく使うかばかりを考えながら、教室の隅で地味にひっそり踊っている自分とは別世界という思いがどこかにあって…。

 

本当に本当に、私なんかがスカラで出ちゃっていいの?ガーン

 

ともかくも、Y口先生にお礼のラインを。

すると、思いもかけなかったのですが、返信が来ました。

つまりは「肩の力を抜いて、頑張りましょう」的な一文なのですが。

↑教室ラインとはいえ、本人の許可を取らずに私信を晒すのは憚られるため、

文面は少々変えています。

まあ、それなら普段のレッスンの会話を晒すのはいいのかという問題もあるのですが…。

花さんの規範意識はテキトーです。

 

 

嬉しい。

 

その後も何かにつけ、何度も眺めてしまうくらい嬉しい

( *´艸`)

 

「自分も頑張ります」ではなく、「指導するから頑張ってください」でもなく、

頑張りましょう」。

つまり、Y口先生は自分の隣で同じ方向を見ようとしてくれている。

 

この一文で、どこかにあった私なんかがスカラに出ちゃっていいの?という卑屈な思いはあっさりと払拭されました。

↑花さんはわりと単純。

だって、Y口先生がスカラに出て一緒に戦えると判断したんだもの。

私にはそれができると思ってくれているんだもの。

ならば四の五の言わずにやってやろうじゃない

 

 

というわけで、

BDのスカラシップ、ラテンに出ます!

あと、4か月、全力で突っ走ります!

 

 

 

(以下、余話)

翌日、教室にて。

 

Y口先生「あなたが『全力で挑みます』的な内容を書いてきたから、あれを送ったんだからね。

また変な気合を入れてガチガチ踊りにになるのが目に見えたから、『肩の力を抜いて』ってわざわざ送ったんだからね。そこをちゃんと読み取りなさいよ」

 

ええ、ええ。

「肩の力を抜いて」部分に見えないアンダーラインが引かれているのはちゃんと理解してましたよ。

それでも「頑張りましょう」がたまらなく嬉しかったんだけど、

本人には口が裂けても言いません!ムキー