副題:タヌキの呪い

 

花さん、ブログのタイトルをこれ↑にしなかった理性は認めるけど、副題だとしても相当なもんだからね?あの人、一応あなたの先生なんだからね。

いーの、いーの。Y口先生はこのブログをご存じないから。そういうことになってるから。

そうですよね?Y口先生。

 

では舞浜戦記、競技編。いきます。

 

 

 

自分のランキング戦の前に、まずはめいちゃんの選手権の応援。

 

この時すでに自分の緊張感はマックス。

会場の隅でぴょんぴょん飛び跳ねたり(レジェ式アップ)、いつものストレッチルーティンをこなしながら、めいちゃんの出番になると自分の席にすっ飛んでいき応援というのを繰り返す。

不思議なもので、会場の隅で黙々とアップをしている時には自分でも顔がこわばり視野が狭くなっているのが分かったけれど(それを麻記さん渾身のド迫力メイクでやってたんだから、さぞ怖い存在だったに違いない。自撮り写真の一枚でも撮っとけば、後々魔除けくらいには使えたのに)、めいちゃんの応援になるとフワッと心が緩むのが分かった。

 

めいちゃん師匠から教えていただいた緊張対策その①

心から応援できる友達がいるなら、精いっぱい応援して、

それで自分のことを忘れる

これ、すごく効きました。

 

衣装も相まってフロアの中のめいちゃんはティンカーベルみたいだった(タレパンダ要素が入っているけど)。

キラキラした粉を振りまきながら(ぽよんぽよんしてるけど)

フロアの中をとびきり楽しそうに飛び回っている(ルーティン間違えても顔に出すな―)

めいちゃん、やるなぁ!爆  笑

で、めいちゃんの出番が終わるとまた会場の隅に戻っていき、視野を狭くしながらアップ再開。

なんかこの時、気持ちのアップダウンが忙しかったです。

 

さて、そうこうしているうちにY口先生も会場に現れ、めいちゃんを紹介。

(タヌキとタレパンダの化かし合い。面白かった!爆  笑

Y口先生にゼッケンをつけてもらったりしているうちに自分の競技であるランキング戦もスタート。

因みにゼッケン、どうにも位置が決まらず最終的にMちゃん先生につけ直していただきました。

わーい、今を時めく若手ホープにつけていただいたー爆  笑

 

 

この大会いちばんの歓喜の瞬間は、2次予選の待機中にありました。

選手権サンバ、めいちゃん優勝!

信じられずにめいちゃんを確認!

本人驚いてる!めいちゃん先生が喜んでる!

本当にめいちゃんが優勝だ!

 

 

驚きのこもった歓喜の大波が過ぎると、今度は万感の思いが湧いてくる。

めいちゃんはすっごく苦しんだ。一時はもう人前で踊ることはできないかもしれないというところまで追い詰められた。

めいちゃんは強い女性だけど、それは痛みを感じないことと同じではない。むしろ感受性も共感力も人一倍強いめいちゃん。彼女が歯を食いしばって耐えた痛みはどれほどのものだったのだろう。

でもめいちゃんはダンスをあきらめなかった。その溢れる生命力強靭な精神力で少しずつ前に進み、ついには舞浜のフロアに立った。

めいちゃん、知ってる?舞浜のフロアに立ってるめいちゃんを見て、私は奇跡が起こったと思ったんだよ。

フロアに立っただけですごいのに、さらに選手権サンバ優勝!

あなた、どれだけすごいことをやってのけちゃうの!笑い泣き

 

みんなー!聞いてー!

私の友達すごいのー!

ホウレンソウさぼりがちなタレパンダだけど、ダンスが大好きで、絶対に諦めなくて、そして選手権サンバで優勝しちゃう、すごい子なの―――!

めいちゃん、優勝おめでとう――!!

ヽ(*´∀`)ノ

 

コーチャー陣と喜んでいるめいちゃんを見ていると泣きそうになり、慌てて顔をそむける。この顔で泣いたら大惨事だ。

麻紀さんに申し訳が立たない。

 

因みにめいちゃん、

選手権サンバ決勝前の
選手権チャチャ決勝で
ド派手にすっ転んで右膝、右足首を悪化させ
サンバ決勝はアドレナリン出まくって痛み感じなかったけど
ランキング戦までの待ち時間で立ってることも辛い状態になり
ロキソニンを二錠投入。
Cは棄権する?っていうのを
強行突破して楽しくぽよぽよしてきた
そうです。

(↑青文字部分、本人談)

やっぱりこの子、根性の使い方をどこか間違ってる気がするの…ガーン

こんな足の状態で、翌日、病院経由でレッスンに行ったのはこのタレパンダです。

早く足を治せ―。

 

後でめいちゃんが持たせてくれたトロフィーは見た目よりずしりと重かった。

なるほど。これが優勝の重みなのねー。

めいちゃんは「トロフィー持って写真撮る?」と聞いてくれたけど、

それはありがたくお断りする。

いつか私は私のトロフィーを持って写真を撮るんだ。

(。-∀-)ニヤリ

 

 

めいちゃんの優勝でぼわっと体があったまって、いざ、自分の競技。

 

結果は前々回の記事で上げた通りです。

悔しくなかったと言えば嘘になる。やっぱり決勝で踊りたかった。

でも敗因は分かっています。やっぱりフロアに飲まれてしまったこと

試合のフロアは特別で、いつも通りには踊れなかった。

もともと練習で掴みかけていた「二人で踊る」感覚はまだまだボヤっとしたもので、調子のいい時ならなんとなくわかる程度。そんな弱弱しいものは試合のテンションの前できれいに吹っ飛んでしまいました。

一応自分の中で必死で探しながら踊ったんですが、影も形も見つかりませんでしたえーん

 

何が悔しいって、これ、試合前にY口先生に言われていた

あなたは絶対にテンション上がってガチガチ踊りし出すから。絶対にするから!」と言われた正にそれなんですよね。

バーチャルY口先生「ほぉら、自分の言ったとおりだったでしょう(注:花さんの幻聴です。)

うっわぁあああ!腹が立つ!ムキー

私、今なら、かつてない壮快感で「カチカチ山」が読める!

タヌキの憎々しさについて、ウサギと一晩中だって語り合える!

肥後の熊本のせんば山の猟師さんには熱烈なファンレターを差し上げたい!!

 

というかさぁ。

試合前にY口先生があんなことを言うから、そうなっちゃっただけじゃないの?

そうだそうだ、そういうことにしよう。

今回の敗因はタヌキの呪いだ。

 

ではタヌキの呪いを打破するために何ができるか。

世の中、めいちゃんやYさんのように本番で練習以上の力が発揮できる人もいるけれど、残念ながら私はそうじゃない。本番では練習の7割出せればいいほう。

なので練習でぼんやり分かってきた程度じゃ全然足りない。練習でがっちりできて、ようやく本番で見せられる程度になる。

 

というわけで、悔しい舞浜でしたが、去年と違って今は踊りたい悔しさ。

すみません。

去年惨敗し3カ月ほどラテンを踊れずにスタンに逃げたのは私です。

去年は長いシャドー練習時代で作り上げてしまったプライドをバキボキにへし折られたものの、何がダメだったのか分からず、暗闇の中で途方に暮れた

成績だけ見れば、去年も今年も大差ないかもしれないけれど、でも今年は何ができていなかったのか、わかっている

この違いは大きいです。

上達まで道は長いけれど、それでも道は目の前に広がっている

 

明日が待望の舞浜後初レッスンです。

気合が入ります!イェイ!

 

 

舞浜戦記、もう1回くらい続きます。