私にとってダンスとは、汗が飛び散り骨がきしみ翌日の筋肉痛が確約された世界(ちょっと大げさ)。
華やかなダンスパーティーはその存在は知っていたものの、雪中行軍訓練中のマッチ売りの少女が覗き込む暖炉のある暖かな室内のごとく、私には無縁のものと思っていました。
どんな例えよ。
…思っていたんですけど!
自分のビビりを克服するため、意を決して行ってきました。
安東ダンススクールのトライアルパーティー
ミッション・コンプリートです!
ミッション↓
パーティーという華やかな響きにドキドキしていましたが、そこはいつもの教室、いつもの先生、お客さんも顔見知りの方々が多い。
絶対的ホームの安心感がありました。
教室に入ってお支払いを済ませると、どの先生と何の種目を踊るか決めるくじを引きます。
…巨大水槽にダイブするのは、一番最後のスローになることをまず確認。
巨大水槽↓
よし、時間はある。
ゆっくり心の準備をしよう
ただ、始まってしまえば時間が経つのは割とあっという間。
T都先生とワルツを踊り(お腹に座布団巻いてくれないかなぁ。Y口先生とならコネクション取れるところがなんかスカスカで…以下自粛)、
山G先生ともワルツ(たまにレッスンを拝見してて憧れてました。まさか踊っていただける機会があるなんて。嬉しいサプライズでした)。
K原田先生とはチャチャを(私くじ運強い!テンション上がって暴れすぎないように注意。ちょっと間違えたけどノリで乗り切る。ノリノリ)
T中先生とタンゴ(ナニコレ、ビュンビュン楽しー!そして声援送ってくれたらんらんさんたちにアピール。どこまでやるのー!?)を踊ったところで
いったん休憩兼ダンスタイム。
らんらんさんやお客さんにも踊っていただいて
パーティー楽しー!となっているところでこちらへ近づいてくるA東先生と目が合います。
えっ…
A東先生「踊りましょうか」
ちょっと待ってー!
まだ心の準備できてないんですけどー!
Yさん、助けてー!
Yさん「行ってらっしゃーい👋🥰」
きゃぁあああああ!
水槽ダイブの1回目は後ろから誰かに蹴飛ばされて、ボチャンと落ちた気分でした。
水槽から這い上がってゼーハーゼーハー。
Yさん「楽しかったでしょ~🥰」
ねえ、Yさん。優しいふりして意外と意地悪ですよね。
1回目、あまりの不意打ちすぎて、実はよく覚えていません。
なんか周りの人に「(声援)やめてー!」と叫んでいた気がする。
だって声援あるとA東先生、ノリノリでいろんな事やりだすし…。
さて、そうこうしているうちに2回目のトライアルタイム。
今度はちゃんと踊るべく順番を待ちます。
やばい。ドキドキしてきた…。
自分の番が来てフロアに出ていくときに、緊張は最高潮に。
A東先生の顔が見られない。指先も若干震えます。
↑自分で書いてて思った。
花さん、あなたどれだけ小心者なのよ。
ただ、実は四ツ谷へ向かう電車の中で、
めいちゃん(正確にはめいちゃんのコーチャーの教え)から緊張の対処法を教えてもらってました。
いろいろとあったんですが、まずは緊張は仕方のないこととして、無理に抑えようとせずに
緊張する自分を受け入れること。
その上で何ができるかを考えること。
指先は震えてるけど、膝は震えていないから踊るのには支障なし。
考えるべきは固まらないこと。
常にA東先生の左側の位置をキープすること。
えーと、あとY口先生、何て言ってたっけ…?
とか考えているうちに音楽が。
きゃぁあああああ!(2回目)
でも私、何とかついてってる!
後でもらった動画を見たら、「顔、真剣(笑)」って声が入ってました。
だから、Yさん、表情作るまでの余裕はないですってば。
終盤。
A東先生「行くよー」
どこへ!?
ビュイン!
ぎゃぁあああああ!
こうして
無事に2度の水槽ダイブから生還を果たすことができました。
頑張った、私!
そしてA東先生、とっても踊りやすかったです。
もうスローは諦めてブルースにしてもらおうかと考えるレベルの私でさえ、なんとなくスローを踊れてしまう。
A東先生の生徒さんたちが口をそろえて、「A東先生となら練習なくても踊れる」とおっしゃる意味がよく分かりました。
自分で体験しても何で踊れてしまうのか不思議。
1分15秒、A東先生の魔法にかけられて赤い靴を履かせてもらった気分です。
最後におまけのサプライズでプロデモが。
T都先生とR子先生の安東先生によるスパルタデモ(曲が延々と続く)も楽しかったし、
山G先生とR衣先生の安東先生による無茶ぶりデモも素敵でしたが、
見られて嬉しかったのはなんといってもK原田先生とS未先生のサンバ!
始まったとたん教室にあふれるS未先生コール。
K原田先生コールも一応あったような…?
S未先生の美しく力強いサンバ。
大怪我からの復帰への祝福に、スタジオにいる人たちの気持ちが一つになった瞬間でした。
ここの教室、あったかくていいなぁ。
因みにY口先生とはルンバでした。
始めのくじを引き、ルンバはY口先生と知ってから、実はちょっと期待してました。
もしかしてもしかして。
前のレッスンの時には「駄目です」と言われてはいるけれど。
で、始まる前に
Y口先生「(バリエーションを)やっていいことにしようか」
やったぁ!
Y口先生といつものルーティンを踊るこの絶対的安心感!
次は何が来るかキリキリ神経を集中させなくていい開放感!
楽しー!
Y口先生、いつもブログでこっそりタヌキ呼ばわりしててごめんなさい。
もう蕎麦屋の前で「あ、Y口先生がいる」とか思ったりしません。
…なんて考えていた時期が私にもありました(正味1分15秒ほど)。
なんで最後、両手で「バイバーイ」で終わらそうとしてんのさ!
そこは女性の手を取って、優雅にくるりと回してお辞儀するところでしょ!
Yさんにはちゃんとやってたじゃん!
Yさん、「Y口先生、優し~🥰」とか言っちゃってるし←Yさん、騙されてますよ!
うん、これからもタヌキで。
書ききれないので、次回もトライアルパーティーの話が続きます。