2023年12月17日・記
我が家のイメルダ夫人といえば夫です。
靴箱の占拠比率はおそらく1(私):10(夫)。
それでも足りずに廊下の収納がまるまる夫の靴で占められています。
更にはその全てに管理と手入れが行き届き、どの靴も常にピカピカ、いつでも履いて出かけられるようにスタンバイされているのは、わが夫ながら理解できない(ヒドイ言いよう)。
だって人は一回に履く靴はどう頑張っても右足と左足で2個よ?
靴はそこそこ手入れされててTPOに合って、かつ歩きやすければよいと思うんだけど、なぜに忙しい日々の中、そんなに大量の靴を手間暇をかけてコンディションを整えておく必要があるのか。
夫婦といえども分かり合えない部分はあることを、結婚して知る。
(ちなみに、夫と私のそこそこの基準はかなり差があるらしく、私のショートブーツは時々見かねた夫の手によりピカピカにされています)
また、娘が生まれてからは夫の情熱は娘の靴にも向かい、生まれてからこのかた、長靴から幼稚園の上履きまで娘の靴のチョイスと管理は全て夫です。
(いつもありがとう)。
いえね、私だって娘の靴の汚れが目立ってきたら洗おうと思っているのですが…
夫と私の洗わなきゃいけない状態の基準にだいぶ差があるらしく…ごめんなさい。もうちょっと頑張ります…
娘のファーストシューズに至っては、なんと夫の手作りです。
靴って手作りできることを、この時初めて知りました。
色々なサイトを見比べて、娘の靴を吟味する夫の横顔はとてもとても幸せそうで…(それは娘への愛なのか、靴への愛なのか)。娘の靴の総数は、あっさりと母のそれを超えました。
なので我が家の靴箱の占有率は正確には
1(私):1.5(娘):11.5(夫)←増えた。あふれた分は夫の部屋で増殖中
そんなこんなで、普段、靴にかける情熱に天と地ほどの差がある我々ですが。
夫ー、聞いて―!
実はこの2か月くらい、私にも欲しくて欲しくてたまらなかった靴があったの!
どうせダンス関連だろ、と思ったそこの夫。
正解です!
ずっとずっと欲しかった、ダンス用スニーカー。ついに意を決してポチりました!
いやね。
レジェンダの最初の20分ってアップとは名ばかりの、肺機能と筋肉を極限まで酷使する有酸素と無酸素運動の組み合わせなんだけど、
「ジャンピング・スクワット―!そのあとフリックー!(夫のための注:ジャイブの基本動作。死ぬほど疲れる)×3!」とかやられると、もう足がもつれてくるわけです。
そこで起こる悲劇。
自分のヒールのかかとで、もう片方の自分のつま先の指を踏み抜く!
悶絶。
これ、この2か月で3回やりました。指の足が粉砕骨折したかと思った。
自分の全体重が勢いよく乗ったヒールのかかとが、何も覆われていないつま先に打ち下ろされるわけです。
しばらく動けない。声も出ない。(あ、これは動作を止めざるを得ないな、ラッキーとか思ってないよ。)
ダンス用スニーカーも私にとってはいいお値段で悩んだんだけど、どう考えても
足指粉砕骨折の治療費>ダンス用スニーカー
うん、これはリスクを避けるための必要投資。
あと、にっしー先生の「膝抱え込み連続ジャンプ!ダンサーたるもの一瞬たりとも辛そうな顔を見せるんじゃねー!」みたいなオーダーを、果たして7センチヒールでこなせるのかというね…。
そんなわけで、夫ー、火曜日か水曜日に私宛の荷物が届きます(←家庭内連絡)。
ただ、これでにっしー先生の情け容赦ない指示の数々を「ヒールだからちょっと難しいかなー、てへぺろ」ができなくなってしまったわけで…。
若干、自分で自分の首を絞めた気がしないでもない