次の本番予定は年明けての2月4日。TWD選手会!

というわけで、今現在、Y口先生とはスタンを重点的に練習中です。

 

夫のための用語解説

ラテン:二人が離れて踊る種目。私が黒のフリンジパンツで踊ってるやつ。

BDのスカラシップはラテンで出場予定。

スタン:スタンダードの略。二人が組んで踊る種目。私が赤のひらひらドレスで踊ってるやつ

 

え?スタン?ラテンじゃなくて?

そう、スタン!爆  笑

年内はワルツとタンゴに専念して、年明けからぼちぼちラテンも練習を始めていくつもり(TWDはスタンもラテンもどっちも踊るよー)。

 

時は遡ること8か月前の3月。私は舞浜でぺしゃんこにされて荒れに荒れた。
(別に暴れたりはしてないからね。ひたすら暗い気分になってただけで。

ちょこっと教室の隅で悔し泣きしてたぐらいで←えっガーン

Y口先生も「こいつに舞浜の話を振るのはまずい!ガーン」と思ったらしく、特に総括的なことはされてなかったんだけど、でも一言だけ言われた。

それは私が「〇〇と踊ってた足元ヨタヨタのおばちゃんに負けたのが納得いかない」と口走ったとき。

Y口先生の返事は、「それでも二人で踊るという点では向こうのほうが上だったよ」でした。

まあ、その時は「でも私のほうが断然上手いもん!速く回れるし、足も高く上がるもん!」でキーっ!ムキーとなってただけなんだけど、この一言が後々ボディーブローのようにじわじわと効いてくる。

 

もしかして…私、「二人で踊る」という意味が分かってない…?

 

話は飛んで、私が競技ダンスを始めたのが約20年前の大学サークル

※一応「学連」ではあるんだけど、ダンスの世界で学連といってしまうと、もうセミプロ!みたいになってしまうので…。学連にも当然ピンからキリまであって、私はキリもいいところ。大学サークルにさせてください。

その頃は、下に強く!上にも引き揚げろ!骨盤をグワングワン動かして、体の中を極限までねじってなんぼ!!

強く!速く!大きく!ってな感じだった。

そんなこんなで3年間、強く大きく力いっぱい踊ることに明け暮れた。

(4年目は中国へ留学に行ってしまったため、私の学連活動は3年間。留学先の大学でも中国人の男の子と組んで踊ってたんだけどね)

 

で、仕事で滞在してた、中国のド田舎のN老師。

この先生がまた怠惰の極み(「ラテン教えるの疲れるからもう辞めて、ヨガの先生しよっかなー」とか言っちゃう人)、でもその地域でにラテンを教えられる先生はこの人しかいなかったから、生徒もそれなりにいて、しかし生来の怠惰から自分が教わったウン十年前のラテンを更新することなく、そのまま教え続けていた。

つまりは力いっぱいのガチガチ系。しかも基本シャドー練(ラテンを習うのはなぜか女性ばかりで、ベーシック動作を延々と繰り返すだけのレッスンだった。日本でやったら総スカンだろうな。)

 

夫のための用語解説2

シャドー:一人で踊ること

 

で、日本に戻って来てからの川越岸田練習会

これもシャドーで、しかもコンセプトは「先生が練習する後ろで、踊っていいよ」(なので参加費は破格の500円!びっくり)、だから基本レクチャーなし。

で、先生たちの踊りがかっこよくてラブ。後ろで、自分ももっと速く!もっと強く!もっと大きく!ってやってた。

 

かくして私は一人で力いっぱい踊る方向に突き進んでしまう。

 

……ええ、ずっと一人でシャドーしてる分にはそれでよかったんですけどね…。

 

Y口先生と初めてラテンを踊って言われたのが「力を抜いて」。

その時は意味分からなかったよね。力いっぱい踊ってなんぼ!と思ってたから。

 

今思うと、Y口先生はあの手この手で伝えようとしてくれてたんだよなぁ。

そして、Y口先生の地道な努力の積み重ねで(Y口先生、諦めないでくれてありがとう)

……でもね?

伝え方ってものがあると思うんですよ?

「おーい、またイェティー(※ヒマラヤの雪男。未確認生命体)の本性が出てきてるぞー。早く山を下りてこーい」とかだと、伝わるもんも伝わらなくなると思うんですよムキー

どうやら「二人で踊る」というのは「上手にシャドーできる人を二人連れてきて、せーのでタイミングを合わせて踊れば出来上がり」というものではないらしいというのに、気づくことになる。

(えっ!?それってかなり基本的かつ根本的なことだよね。そんなレベルの人がBDスカラで入賞とか言っちゃってるの!?ガーン

 

なんか、ダンスにおける「二人で踊る」は特別な意味を持つらしい、ということまでは分かったけど、じゃあ、どういうことが「二人で踊る」なとかというとまたさっぱりになってしまい…

そこで考えた末、スタン練習が出てくるわけです。

(本題に戻った!長かった!)

 

スタンは組んで踊る分、力のやり取りがラテンよりダイレクトになるし、それができないとそもそも踊れない。で、Y口先生もシビアで、私が勝手に動いたとたんに「へいへいへーい、今何やった?」と、止められる。

あれ?これって割と「二人で踊る」じゃない?びっくり

じゃあさ、スタンで「二人で踊る」の感覚をつかんで、それをラテンに持ち込めれば、ラテンでも二人で踊れるようになれちゃうんじゃない?チュー

 

そんなわけで、若干遠回りにも思えるけど、今はラテンの底上げのためにスタンを練習中です。(ラテンの基礎動作の練習はレジェンダでできるしね!)

これで踊りが変われれば、あの舞浜も無駄ではなかったかな。

 

ま、あの舞浜の結果に全く納得いってないことには変わりはないけどね!ムキー