今年の2月にこのブログで「本所おけら長屋」という小説にハマっている状況を書いたのであるが、ついに単行本全21巻を読破してしまった。
会社からの帰宅の際の電車で少しずつ読んでいたのであるが、僕はそんなに長距離通勤をしているわけではないが、毎日の電車通勤を楽しい時間にしてくれた。これから先、何を読んだら良いのかという「おけらロス」である。
以前にも書いたとおり小説の内容は江戸時代の庶民の生活の中でおきる様々なエピソードが描かれていて、よくよく見てみると今の現代社会で起きている問題にも通じるテーマも多い。コロナのパンデミックのような流行病とか結婚詐欺師とか、ギャンブル依存症みたいな話もある。
登場人物はみんな個性があって何だか憎めないキャラクターが揃っていて、本を読み進めていると自分もおけら長屋の住民のような江戸っ子気質になっていくような感覚になってゆく。
この小説に関するネット上のレビュー評価は非常に高く、多くの人がストーリーへの称賛とドラマ化希望の声を上げている。各登場人物を演じてほしい俳優さんを挙げている人もたくさんいて、中でも乙な年増の「お染さん」には吉田羊さんを推す声が多い。
僕もその配役には賛成であるとともにテレビ局の方、是非ともドラマ化をお願いしたい。
※と書いたところでアマゾンのサイトを見てみたら6月14日に「新に・本所おけら長屋」が発売されていた。もちろん迷わず購入。