【重要なおしらせ】
最初にお伝えしておきます。ネタバレありです。これから読もうと思っている人はこの先は読まない方が良いです。今ならまだ引き返せます。
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一応注意喚起をした上で本題に入る。東野圭吾さんの遺作となった「永遠の記憶」についてである。
僕は20年以上前から彼の作品は結構読んでいて、今回久しぶりの長編作品が発売されるということでアマゾンで購入予約を入れていた矢先、訃報が報じられた。そのニュースで初めて彼が大腸がんを患い、闘病生活を送っていたことを知った。
遺作となった永遠の記憶はこれまで何作も映画化されているいわゆるガリレオシリーズである。物語はいつもの調子で不可解な殺人未遂事件が発生する。今回の被害者はおなじみの女性刑事だ。
まもなく犯人は逮捕されるが動機は不明。湯川教授が登場し、捜査が進むにつれて意外な人物との接点が浮き彫りになってくる。無事に真相解明に至ったように見えたがそうではなかった。さらにその事件は20年前の事件に遡る。
物語はそれだけではなかった。
この事件の犯人は以前に湯川教授が解決したある事件の被害者とつながっていた。その事件とはガリレオシリーズの読者なら誰でも知っている「容疑者Xの献身」だ。そしてその犯人である天才数学者が関わってくる。そして当時この物語で見つかっていなかった最後のピースが埋まる。
なんという展開。読んでいて鳥肌が立ってしまった。映画のシーンもフラッシュバックした。さすが、やってくれるぜ。
いつもの東野作品と同様に読みやすくてあっという間に読み終えてしまったが内容的には大満足だ。誰もが感じたことだと思うが、作者東野圭吾はこの作品が自身の遺作になることをわかっていたのだと思う。そうでなければこのシナリオはないはずだ。
この作品は恐らくガリレオシリーズ最終作として映画化されると思う。いや、されなければいけないと思う。映画の方でもこの最後のピースを埋めてほしい。そしてその際は是非、湯川教授、草薙管理官、内海刑事、さらに容疑者Xのキャストの名優たちもそのままでお願いしたい。