今年もこの季節がやってきた。僕は普段はギャンブルはしないが30年ほど前から毎年府中競馬場で日本ダービーを観戦している。

 

入場券はJRAのウェブサイトでの抽選制となる。いつもは入場券のみを入手しているが、昨年からレース場の立ち見席の規制が厳しくなったことから今回は毎年同行している大学時代の友人T君とともに指定席の抽選(一人で2枚まで申し込み可能)に申し込んだ。金曜日に抽選発表があり、僕の申し込みはあえなく落選であったが、T君は当選したので今年は指定席での観戦となった。

 

今年の出走馬は血統的な有力馬が少なく、前哨戦となる皐月賞のレースで逃げ切ったロブチェンが一番人気だったが木曜日に発表された出走枠は8枠17番、逃げ馬には厳しい枠だ。僕は前日にYoutubeで出走馬の過去レース動画を見まくり、今回の戦略を練りに練った。

 

日曜日の天気は薄曇りだが気温は30度、夏のような陽気だ。僕はいつものように昼12時半過ぎに府中入りし、とりあえず生ビールを買ってT君と落ち合う。座席はフジビュー3階席でいつもの立ち見席とは雲泥の差の景観だ。9レースが終わり、僕は一足先にメインレースの馬券を買う。いろいろ悩んだものの僕の予想は定まらず、今回は皐月賞好成績馬中心の男らしくない買い方をしてしまった。

 

 

 

 

さて11レース日本ダービー、国歌独唱は氷川きよし。いつもはごった返す群衆の中で聴いているのであるがやはり座席での静聴は格別である。ファンファーレが鳴り響き、出走馬がゲートイン。観衆のボルテージは最高潮で場内競馬ファンの気持ちが一つになる。

 

向こう正面のゲートが開き、馬が飛び出す。レース展開は序盤リアライズシリウスが先行、本命のロブチェンはやや遅れ気味。ところが最後は混戦となりロブチェンが最後に差し切った。一番人気1着は良かったが2着のパントルナイーフは買っていなかった。今年も残念。

 

競馬の後、いつもは府中の安い寿司屋に行くのが定番なのであるが今年はお店が改装中だったので今年は府中駅近く居酒屋で反省会。

 

このところあまり戦績は芳しくないが、また来年も来ようと思う。

このブログであるが来週で立ち上げから20周年となる。2006年当時、僕は30代半ばで今の会社に転職したばかりの状態で、初回投稿は2006年の5月27日、ニフティが運営するココログで公開を始めた。その後もずっとココログで更新していたのであるが、ココログは画像投稿などの機能面でいまいち使いづらい部分もあり、2023年にごっそりアメブロに引っ越しして現在に至る。

 

2006年はいろいろな新サービスが登場した年で、アメリカでTwitter(現在のX)が始まり、Facebookが一般公開された。調べてみたらGoogleがYoutubeを買収したのもこの年だった。その頃の日本はまだガラケーの時代でSNSと言えば友人紹介制のミクシィくらいで、投稿メディアとしてはPCのブログが一般的だった。

 

気軽な気持ちで始めた僕のブログは身の回りで起きたことや思ったことを書き留めておくというだけのもので当時から変わってない。僕は無料ユーザーであり、アクセス数は気にせず、週1回程度の更新というペースも同じだ。

 

この20年の間にはそれなりにいろいろあって、震災やコロナの時のブログを読み返してみると当時の心境を思い起こすことができる。世の中も変わり、携帯はガラケーからスマホに変わり、買い物はキャッシュレスになり、以前は考えられなかった在宅勤務なども行うようになった。家族旅行や趣味の登山の投稿も僕にとっては貴重な記録である。毎週ここに文章を書くついでにいろいろ調べたりすることで知識を得られるのもブログの良いところだったりもする。

 

別に長く続ければ良いというわけではないと思うが、雑談という適当なテーマで無理をしない一定のペースで書いていること、基本的な生活環境や生活パターンが変わっていないことが長続きの理由と言える。

 

とりあえずこの先も自分のペースで細々と続けてゆこうと思う。

企業の2026年3月期の決算発表が出そろってきた。どちらかというと前期実績は好業績の企業が多い印象であるが、今期見通しはアメリカ・イラン戦争の影響をどこまで楽観的にみるか、悲観的にみるかによって異なる。

 

株式市場はAI・半導体関連企業の株価が偏重的に日経平均を押し上げ続けるといういびつな状況が続いている。日経平均株価は6万円の大台に乗り史上最高値を記録したが、上場株全体でみれば株価が低迷している銘柄も多く、半導体関連株の急騰とは裏腹に空運・自動車・ソフトウェア・不動産などの株価はさえない。中東情勢の悪化による燃料価格の高騰や輸送ルートの障害が懸念され、今期見通しの不透明さが増している。

 

今週は米中首脳会談が行われ、トランプ大統領は中国の経済的圧力を使ってイランのホルムズ海峡開放に繋げようとしたが、ほとんど成果はなかった。今回の訪中では中国から台湾問題の先手を打たれた上、アメリカが中国に対して優位に立てる交渉材料は乏しく、中国側に終始マウントを取られる状況となった。

 

アメリカ・イラン戦争の影響はアメリカによる人災だ。世界各国が原油の調達先を変更するなどの動きをみせているが、ホルムズ海峡の正常化をなくしてでアジア地域の原油価格が元通りになることはない。原油価格の高値が続けばドルが買われて円安も続く。今後はガソリンや原材料だけでなく農産物の価格も上がり、さらにインフレが強まれば設備投資や消費への影響が出てくることは避けられない。

 

現時点では株高であるがこの状況で確実に業績を伸ばせる業種は多くない。しばらくは投資家が確信を持てない市場相場が続きそうである。

ゴールデンウィークの連休で両親と兄夫婦とともに母親の実家のある千葉県に1年半ぶりに墓参りに行ってきた。早朝に流山おおたかの森で待ち合わせて兄の車で千葉方面に向かう。高速はさほど混んでおらず、順調に千葉県一宮に到着。車で海沿いの道を走ると九十九里浜には多くのサーファー来ていた。

 

いつもの通りご先祖や母方の兄弟のお墓を回ってお花や線香を供えた。僕は信仰心というものはあまりないのであるが、この季節の田舎の風景は気持ちがよく、お墓参りは嫌いではない。いつものように僕が子供のころに毎年来ていた母方の実家に挨拶に行き、畑で収穫したばかりのトマトと裏庭にたくさん実っていた夏みかんをもらった。

 

そしてあとはいつもの房総半島探索だ。意外とこの辺りは海だけでなく、養老渓谷の川などもあって景色は良い。今回は8年前にも行ったいすみの「たけのこ」というお店で昼飯を食べる。今年はたけのこが豊作とのことで、母親からまた行きたいというリクエストがあって再訪問になった。

 

たけのこの予約の時刻まで少し時間があったのでお店の近くにある黒原不動滝に立ち寄ってみた。小さな滝であるがちょうど子供の日が近いこともあって川辺に大きなこいのぼりがはためき、なかなか良い雰囲気の場所だった。

 



「たけのこ」に入り、僕らは定番のたけのこ御膳を注文した。たけのこ御膳はタケノコの刺身や焼き、天ぷら、たけのこ飯などのたけのこ尽くしでボリュームもあってなかなかうまい。ちなみに91歳になった父親はうな重を注文してぺろりと平げた。

 



その後道沿いの道の駅を回って東京に帰ったが、帰りも高速は空いていて順調だった。今回のような家族旅行はあと何回行けるだろうか。信仰心の薄い僕であるが、またこういう旅行に出かけられることを強く祈る。

ゴールデンウィークの休暇を使って入傘山に登ってきた。入傘山は長野県の中西部の山梨県との県境付近にある山で一応南アルプスの北端とされる位置にある。初心者向けの山であるが、冬場も登れるらしいので下見を兼ねてどんな山か見に行った。

 

朝7時半、新宿発の特急あずさに乗って富士見駅まで直行。今回は事前に往復の特急券をえきねっとで購入していたのであるが、GWとあって特急は満席だった。富士見駅に到着すると、登山口となる富士パノラマリゾート行きの無料バスが待っていて、僕は臨時増発便のマイクロバスに乗車した。

 

駅から約10分で富士パノラマリゾートに到着し、窓口でロープウェイのチケットを買ってロープウェイ乗り場まで歩く。そこで初めて知ったのであるが入傘山という山はかなりマウンテンバイクが盛んな場所らしく登山客以上に自転車目的のお客さんが来ていた。

 

今回はサボり登山である。ロープウェイに乗って一気に1780Mまで上がる。今日は天気も良くロープウェイの中からは背後に以前になんども登った八ヶ岳の山々がよく見える。ここから先の登山コースも山頂まで1時間程度の比較的なだらかな道であり、子供や愛犬連れのお客さんも多い。

 

登山道は途中までは湿原の木道を歩きとなるが、時期が早かったのかほとんど花は咲いていない。途中からはやや登山道らしくなり、森林帯を20分ほど歩くと山頂に到着した。入傘山山頂の標高は1955メートル、山頂の見晴らしは360度のパノラマビューだ。天気も良かったので周囲の八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで一望できた。気温も暖かく、風もほどんどない。

 

山頂でカップラーメンを食べてから下山開始。登りは岩場コースで登ったので帰りは迂回コースで降りてみたが、道にほどんど差はない。さらに来た道を戻ってロープウェイで下山。ちなみに今日は帰りの電車までまだまだ時間があるので富士パノラマリゾートから近くの温泉まで歩く。

 

20分程度で「ゆーとろん」という温泉に到着。日帰り入浴料は1200円と高め(館内のレストランの食事も高め)だが、温泉は綺麗で温泉は高アルカリ性でその名のとおりとろとろというかぬるぬるしている。浴場は空いていて露天風呂で空に流れる雲を眺めながら長湯に浸る。極楽、極楽、苦しゅうない。

 

さらにまだ時間があるので休憩室でビールを飲んで昼寝。目が覚めると電車の時間まであと40分。まあ余裕で間に合うだろうと思いながら温泉を出てグーグルマップを見ながら駅まで歩き始めた。すがすがしい天気の中、道を歩いていると田んぼの上空にトンビが舞い、民家の近くではツバメが飛び交い、さらになんと野生のつがいのキジが道を横切ったりした。なんてのどかな場所だとのんびり歩いていたのであるが、時計を見ると電車まであと20分。15時27分の富士見駅発の電車を逃すと予約していた小淵沢発の特急には間に合わない。


やばい、急がなくてはと思い、少し歩くペースを早めたがまだまだ駅までは結構な距離がある。だんだん小走りになり、さらにはダッシュ状態になった。駅付近は長い上り坂、ビールを飲んだあとのリュックを背負っての全力走はさすがに苦しい。せっかく温泉で汗を流したのを台無しにするほどの汗だくになりながら何とか富士見駅に着き、転がり込むようにホームに待っていた電車に乗り込んだ。

 

富士見駅から2駅先の小淵沢に着くと、さらに想定外のトラブルが発生。中央線沿線で火災が発生しており全線で運航停止となった。鎮火には時間がかかりそうで運行復旧のめどは立たないという。とりあえず駅内の立ち食いソバを食い、ホームのベンチでビールを飲んで復旧を待ち、結局1時間半以上遅れて到着した特急に乗ることができた。

 

今回はらくらく登山の予定であったがいろいろと大変な1日となった。

僕は最近自宅でソースやきそばの研究に勤しんでいる。昔から何度も自分で作ったことはあったが、いつも出来栄えはいまいちであまり美味いと思ったことがなく、Youtubeで紹介されていた作り方の説明をみて改めてチャレンジしてみたのである。

 

これまでの自分の作り方の一番の違いは麺の処理にあった。袋入りの蒸し麺を使うところは同じ。以前は袋めんの説明書きどおりにフライパンにのせた麺に水をかけてほぐしていたのであるが、Youtubeで紹介されていたのはレンジで1分チンしてからそれをフライパンで焦げ目がつくくらいまで焼くという方法だ。やってみたところこれで麺の食感に決定的な違いがでた。さらにソースをかけてからの処理にも違いがある。以前はフライパン内の麺にソースをかけて軽くまぜる程度でさらに盛り付けていたが、今回は麺にやきそば専用ソースを吸収させた上でさらにギリギリまでソースの水分を蒸発させる。これで味が締まり、パンチと香ばしさが出る。

 

肉や野菜の扱いも配慮が必要だ。豚肉は長時間焼くと固くなるので先に軽く焼いて取りおいておく。野菜を炒める場合も具材によって炒める時間をずらし、水分が出ないように塩を振らずにシャキシャキした食感を保つ。最後に粉コショウをふって盛り付ける。もちろん青のりや紅ショウガのアクセントもソースやきそばには必要不可欠な要素だ。

 

実はやきそばをおいしく作るには意外と手間がかかり、さらに火加減や具材投入のタイミング、肉ややきそばがフライパンにこびりつかない工夫なども理論に裏付けられたテクニックが必要で、お手軽な家庭料理のようで実はなかなか奥が深い。

 

このところいろいろ試行錯誤を繰り返しながら週2回くらいのペースで作っていてだいぶ完成度が高まってきたが、まだ作り方、具材の選択、味ともにさらなる研究の余地がある。って俺はどこに向かってるのか。

 

2月末にイスラエルとアメリカによるイラン爆撃によって始まった戦争は2カ月経った今も終結に至っていない。アメリカは自分で始めた戦争の停戦交渉を優位に進めていると主張するが、イランにホルムズ海峡航行の事実上の支配権を握られ、アメリカが主張する条件をイランに飲ませることが難しくなっている。

 

ニュースではお互いが自分本位の交渉新進捗を発表し、世界の原油価格や株式市場が揺さぶっている。最近のトランプ大統領は単に自分の失敗を認めたくないだけのホラ吹きであり、イラン側が合意していない内容を勝手に決定事項のように発信している。そして毎回強硬姿勢を見せつけては最後にTACOる。

 

トランプ氏の危惧は原油価格の高騰により政権支持率が下がることにある。アメリカは世界最大の産油国ではあるがアメリカ産原油は自国では精製コストが見合わず、輸入原油相場をアメリカ政府がコントロールできるわけではないので日本のような輸入国と同様に石油価格変動の影響を受ける。車社会のアメリカでガソリン価格高騰の影響は大きく、もうすぐトランプ氏が繰り返し批判していたオバマ政権時の価格と同等になる。

 

最初からこの戦争の大義はあいまいで、現在これだけの戦費を投じて戦争を続ける理由の説明ができなくなっている。アメリカ人からすれば核武装解除はイスラエルのための利益であって、アメリカ国民は自分たちの税金を投じて戦争を続けるメリットを感じていない。

 

また改めて仲介国のパキスタンで交渉に臨むというが、同じカードのゲームでは両者が折り合うはずもない。

僕は比較的健康な方だと思うが、数年前から皮膚炎に悩まされている。重症というほどではないが、慢性的に顔や手や頭皮の皮膚が荒れて痒くなったりする症状があり、時には見た目的に結構ひどい状態になることもある。

 

これまでも定期的に皮膚科に行って塗り薬をもらってつけたりしてきたが、一時的に症状が緩和することはあっても完治することはないまま2年くらい経っていた。皮膚科では医師から「こういうのはなかなか治らないもので対処療法しかない」と言われていた。

 

たまたま勤め先の会社が移転した関係で今回は別の皮膚科医院に行く形となった。そこで現在の症状とこれまでもらっていた薬について説明すると、今度の医師は「アトピーかもしれない、別の薬を出しましょう」と言い、これまでとは違う塗り薬と、これまでは処方されていなかった飲み薬を出された。

 

一週間ほど経過した状況としては顔の湿疹は劇的に治り、手や頭皮も何となく改善してきた感がある。飲み薬も今のところ副作用はない。そうすると前の皮膚科との診断の違いがあったということにもなる。まあ、処方薬を変えたことで逆に悪くなるパターンもあるかもしれないが、少なくともこれまでの治療を続けていても症状が改善することはなかったと思う。まだもう少し経過を見てみないと何ともいえない部分はあるが、今のところ医院を変えてよかったと思う。

 

けがや病気の治療がうまく進んでいなくても、なかなか医師の診療判断に対して医療の素人の患者が口出しをすることは難しい。ただ同じ病気でも医師によって治療方針が違うこともあるだろう。

 

それまでの担当の医師を裏切るようで少し後ろめたい感じもするが、通院しても症状がよくならない場合には思い切って別の病院に行くという判断もひとつの手なのかもしれない。

今年の9月に渋谷の西武百貨店が閉店するらしい。渋谷駅周辺は再開発が進み、街のイメージが大きく変わりつつある。

 

僕は子供のころは世田谷に住んでいて、今から50年くらい前に小学生低学年の時に自転車で兄が兄の友達が渋谷に「ミクロマン」を買いにいくのに付いていったのが最初の記憶である。

 

高校生くらいの時は渋谷はまさに若者文化を象徴する街になり、渋谷には東急、西武、丸井のデパートが立ち並ぶ一方で、ビームスとかShipsとかREDWINGとかのオリジナルブランド店やセレクトショップが進出していった。渋谷という街は坂が多く地形は複雑で、新宿や銀座と比べて地価が安かったことから小規模店舗が増えたらしい。

 

西武百貨店は池袋が本拠地であるが、渋谷では系列のパルコやロフトの存在が大きい。もともと先に渋谷の開発を進めていた東急は家族層をメインにした店舗イメージだったが、西武は公園通り方面で若者の街づくりを進めた。僕は渋谷の西武デパートで買い物をする機会は少なかったが、あの立地に別の建物が立つとしたら渋谷の街の景色がまた大きく変わることになる。

 

確かにいわゆるデパートという商売の衰退は避けられず、街が近代化してゆく流れには逆らえないが、どこにも同じような大型ビルが立ち並び、だんだんと渋谷の過去の面影や個性が失われてゆくとしたら、それは少しさみしい。

アメリカ軍によるイラン爆撃から1カ月が経過した。トランプ大統領はイラン政権との停戦条件に今回の爆撃の理由とされる核兵器開発の断念を挙げているが、そもそもイランは核兵器は開発していないと言っており、最初から議論が嚙み合っていない。そもそもアメリカが一方的に仕掛けた戦争であり、イランはアメリカ軍が撤退し、今後の攻撃を行わない約束をするまでは交渉に応じないスタンスだ。

 

イランによるホルムズ海峡封鎖の影響は世界に広がり、中東原油に依存するアジア各国の燃料や石油化学製品の価格高騰が止まらない。これを期にせっかく制裁を加えていたロシア産原油の輸出も始まり、日本を含めCO2削減を目指していたはずの国も石炭による火力発電を増やすという。

 

今回のアメリカの攻撃をけしかけたのはイスラエルであるとされ、イスラエルが要求するイランの体制転換を推し進めるような動きがイラン政権の交渉姿勢を遠ざけるのは当然だ。アメリカが攻撃をやめてもイスラエルが独自に攻撃を続けることは十分に考えられる。

 

今回の戦争は表向きは核兵器開発が理由となっているが背景には宗教がある。中東の宗教関係はかなり複雑でイスラエルと敵対するイスラム教アラブ系の中でもイランはシーア派、サウジなどはスンニ派で敵対関係にあるらしい。さらにレバノン武装勢力のヒスボラやイエメンのフーシはシーア派、パレスチナのハマスはスンニ派が支配力を持つという。つまりこの一帯の紛争は宗教を通じて中東一帯を巻き込む形になる。

 

イラン攻撃後のアメリカの株式市場も混乱し、トランプ政権の支持率もダダ下がりだ。トランプ氏は自分を止められるのは自分の道徳感だけだというが、彼の道徳感や表向きのイランの核廃絶の大儀よりも、市場や支持率の下落はトランプ氏に停戦判断を迫ることになると思う。

 

最近のトランプ氏の言動はほとんど錯乱状態のように見える。今週から4月に入り、11月のアメリカの中間選挙までにトランプ政権が支持率を巻き返す時間は少ない。