昨日、僕の甥っ子の結婚式に参加した。親族の結婚式に参席するのは僕の兄のとき以来で、35年ぶりくらいの事になる。

 

僕の両親(つまり新郎の祖父と祖母)を千葉の実家から東京の式場まで連れてゆく役割を担当した。両親はそれなりの高齢なので東京に出ることを躊躇していたが、昔から孫をかわいがってきた関係もあり参席してもらうことになった。

 

結婚式は夕方の予定で15時までに東京駅の式場に到着する必要がある。タクシーで実家から東京まで行く方法もあるが、料金がかさむ上に時間が読みづらい。いろいろ考えた結果、柏駅までタクシーで行き、柏から特急で東京まで行くことにした。

 

当日の朝、僕は東京の家を出て千葉の実家に向かったのであるが、予定していた電車に乗れずにいきなり時間をロスしてしまった。乗りなれない電車の乗り継ぎではこういうことがある。途中駅で電車を乗り換えて昼過ぎに実家に到着。

 

実家から柏までのタクシーはタクシー配車予約アプリで予約を取ろうとしたのであるが、場所が郊外のせいか予約が取れない。何度か地場のタクシー会社に電話してようやく予約することができた。柏駅周辺は渋滞頻発地域であるが今回は運転手さんが道路事情に詳しく、裏道を使ってくれて予定どおり柏駅に着くことができた。

 

柏からの特急ときわは事前にえきねっとで指定席を予約しておいた。ときわに乗るのは初めてで柏駅の車両番号表示に戸惑ったがなんとか無事に乗車して東京駅に到着(高齢者動向の場合はエレベータの位置や駅の出口など交通機関の下調べは地味に重要である)。式場は東京駅内にあるホテルで楽だったが、今回は親族ということでここから時間はかなり長丁場になった。

 

僕は親族ということで皆さまのご祝儀をホテルの金庫まで運ぶ役割を担当していた。こういう役割があることも知らなかったが、基本的にホテルの人は祝儀袋には触らない決まりになっているらしく、僕がホテルの人に案内されて金庫まで運んで鍵を受取り、あとで新郎に渡す流れになる。

 

結構式・披露宴と続く。結婚式の前に親族紹介みたいなものがあったのであるが、「こんな感じで親戚になるのか」と何だか不思議な感じもした。その後披露宴に移るが最近の披露宴というのは参加者も会社の上役のような参加者は少なく、昔のようにキャンドルサービスみたいなものも無いのが一般的なようで、テーブルにはお約束の注ぎ回り用のビール瓶もない。それでもいろいろと余興や撮影会があって宴会が終わり、最後に参席者の見送りが完了したのは21時半くらいになった。

 

式の途中で僕の父親が体調を崩したりするトラブルもあり結構ヘトヘトになったが、主役の甥っ子は赤ん坊の頃からの付き合いであり、彼ももうそんな年になったのかと感慨深く、良い結婚式だった。