昨日、3カ月ぶりの登山で群馬県の谷川連峰の白毛門(標高1720M)に登ってきた。僕は谷川岳には過去に6回登っているのであるが、今回もソロ登山で谷川岳の対面に位置する白毛門を選択した。
連休とあって朝の上越新幹線は満席。上毛高原まで行き、関越バスに乗車する。このバスにも何度も乗っているが、この時期は谷川岳登山者で満席になる。常連登山者は新幹線を降りたらすぐにバス停に並ぶ。
乗客のほぼ全員が谷川岳ロープウェイで降りるが、乗客の中で僕だけが手前の土合橋で下車した。時刻は9時15分、天気は快晴で絶好のコンディションだ。入口から雪があったので最初からアイゼンを履いて登山開始。気温0度くらいでこの時期にして暖かい。
山頂までのルートはひたすら北に登る急登だ。先行者のトレースがあり、この時間はまだ雪が締まっているので登りやすく、順調に高度を上げてゆく。樹林帯の中はほぼ無風で背中に浴びる日光が暑い。
事前に調べてはいたが、樹林帯の抜けるまでの行程はかなり長い。雪山登山は荷物が重い上、雪でルートを塞ぐ木の枝や雪が纏わりつくアイゼンが体力を消耗させる。2時間ほど登ってようやく視界が開けてきた。天候もよく、遠くには富士山も見えていた。

松の木沢の頭の小ピークで小休止。ここから先はひらすら雪の尾根登りだ。すでに体力は消耗していて、徐々に風が出て来て、トレースも雪で埋まってきて歩きにくくなってきてペースが落ちる。左に見える絶景と山頂が見えている状態がせめてもの救いだ。


ゼイゼイ言いながら、時々写真を撮りながら進む。山頂手前の小ピークを越えて何とか白毛門山頂に到達した。風は強いが視界は良好。やはりこういうのはテレビやネットで見る光景とは迫力が違う。美しくもあり、何とも言えない恐ろしさもある。(動画音声注意!)

ひとしきり過ごしてから登ってきたルートを下山。後から登ってくる登山者は少なく、すれ違いの渋滞もなかったが、下りの行程を舐めていたのは大きな誤算だった。厳冬期の雪山では下りの雪道は路面の形状を気にすることなくザクザクとスムーズに降りられることが多いが、今回は全く違った。気温が高く、帰りの雪道はグズグズでアイゼンが食い込まずに滑りまくる。僕の足はかなり消耗していて踏ん張りが効かず、下りは想定以上に難航した。
疲労困憊の状態で何とか登山口に戻ったが、あまりの疲れで食欲もない。土合橋には待合スペースもないので、帰り支度を整えてから隣の土合駅まで歩く。土合駅で少し休んで帰りのバスに乗車し、上毛高原に戻る。ちなみに帰りのバスはさほど混んではいなかった。
上毛高原に着く頃には食欲も回復してきたので何度も食べたことがある駅そばを食べ、新幹線で帰還。今回は天候に恵まれたが、やはりもうこういう雪山は体力不足を感じざるを得ない。名残惜しい気もするが、今後はもう少し楽に登れる山を選ぶことになりそうである。