今年の9月に渋谷の西武百貨店が閉店するらしい。渋谷駅周辺は再開発が進み、街のイメージが大きく変わりつつある。
僕は子供のころは世田谷に住んでいて、今から50年くらい前に小学生低学年の時に自転車で兄が兄の友達が渋谷に「ミクロマン」を買いにいくのに付いていったのが最初の記憶である。
高校生くらいの時は渋谷はまさに若者文化を象徴する街になり、渋谷には東急、西武、丸井のデパートが立ち並ぶ一方で、ビームスとかShipsとかREDWINGとかのオリジナルブランド店やセレクトショップが進出していった。渋谷という町は坂が多く地形は複雑で、新宿や銀座と比べて地価が安かったことから小規模店舗が増えたらしい。
西武百貨店は池袋が本拠地であるが、渋谷では系列のパルコやロフトの存在が大きい。もともと先に渋谷の開発を進めていた東急は家族層をメインにした店舗イメージだったが、西武は公園通り方面で若者の街づくりを進めた。僕は渋谷の西武デパートで買い物をする機会は少なかったがあの立地に別の建物が立つとしたら渋谷の街の景色がまた大きく変わることになる。
確かにいわゆるデパートという商売の衰退が避けられず、街が近代化してゆく流れには逆らえないが 、どこにも同じような大型ビルが立ち並び、だんだんと渋谷の過去の面影や個性が失われてゆくとしたら、それは少しさみしい。