聖人を心服させた運命学の核心「易経」易占 | 福岡占いの館「宝琉館」 ホウリュウの開運鑑定ダイアリー

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福岡占いの館「宝琉館」の深川宝琉館長が占い(運命学)について綴る開運ダイアリーです。運命学も各占術の書籍のみに盲従せず、実占を通して活きた開運学に醸成することが肝要。おもむくまま雑感を記します。

本ブログを閲覧いただき、ありがとうございます。 


「天地人の運勢鑑定」 を主宰している深川宝琉 です。

春節(旧正月=今年は1月28日が元旦)の時期を迎え、2017年が本格的にスタートしました。


月29日(日)、30日(月)、2月1日(水)午前11時~午後7時の時間帯は深川宝琉による直接鑑定会を福岡占いの館「宝琉館」天神店 で行っています。

1月31
日(火)、2月2日(木)~4日(土)午前11時~午後7時の時間帯、深川宝琉による「2017年福岡大開運鑑定会」宝琉館六本松本館 行っています。


福岡占いの館「宝琉館」 では、新春になって直接鑑定を受けに来る人たちが全国各地から集まってきています。  


このところ、西日本各地や関東から新幹線や飛行機で、直接鑑定を受けに熱心に通ってこられています。ありがとうございます。


小中高校生、大学生、若者から高齢者まで老若男女、様々な課題を持ちながら開運への道を模索している人が多いものです。


第二の人生をいかにスタートするか、準備している方もいますが、どうやって再出発すれば良いか、悶々と悩んでいる人もいます。そんな時、宝琉館の直接鑑定は役立つことでしょう。

昭和50年代、60年代から平成生まれにかけては、恋愛結婚運や適職、仕事運を知りたくて相談するケースが多いですね。30代、40代、50代、60代、70代でそれぞれ、悩みや課題が共通している部分が多いのが特徴です。


直接鑑定を通し、しっかりと自分のライフデザインを描き、大いなる夢の実現に向かって歩き始めましょう。


2017年の運勢はどうなるのか、関心のある方、気になる方は予約確認後、ご来館下さい。


貴重な直接開運アドバイスを受けることができるでしょう。




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春節(旧正月)を迎え、中華圏は丁酉年の新春のゆったりとした一日を過ごす時期を迎えました。


2月3日が1年を締めくくる節分、2月4日が運命学上のスタートである立春で今年の運勢を見通す上でとても重要な期間です。


ところで、運命学を学ぶ上で、「易経」 は深く読み込めば読み込むほど、運勢鑑定の本質を見出していくものです。

 

今回は東洋運命学の本質とも言える易経について、こよなく愛した孔子の側面から見ていくことにしましょう。

 

ここ10年ほど、中国では孔子や孟子などが見直され、学校教育でも導入されています。

 

北京に留学時、中国人民大学を何度も訪れましたが、ここには大きな孔子像が建っていました。これを贈呈したのは香港孔教学院という儒教系の学校なのですが、政府も注目しています


私も香港でここの学院長や学院関係者とお会いしたことがあります。北京では論語や四書五経に関する大学院向けの講義も受けましたが、米国留学から帰国したエリートも多く受講していて、はやり、易経に関するレベルは非常に高かったです。


日本でもWOWOWで中国制作の歴史長編ドラマ「孔子」(全38話=現在も再放送中)が放送され、人間孔子の視点から孔子の生き方がリアルに描かれていました。


このところ、孔子に関する映画は量産されていますが、このドラマは長編で本格的で、人間孔子の側面がよく描かれています。


孔子の出身地である中国山東省曲阜(きょくふ)を何度か訪れ、山東省の各地に孔子にまつわる様々な事象があることから、このドラマの深遠さに感心させられたものです。

 

孔子が晩年、最愛の息子や有能な弟子たちに先立たれながら、苦悩する姿は中国制作のドラマとしては重厚な大作でした。

 

晩年を描くシーンの中で孔子が「50歳を過ぎて易経(えききょう)をじっくり学び直している。この歳になってようやく易経の一言一句が深く理解できるようになった」と語る部分があります。


孔子は易経をこよなく愛し、諸国を遍歴しながら、重要な境遇転機の時、易を立て、先を見据えていきました。

 

当時はメドキを使って易を立てたといわれていますが、孔子はそれ以上に易経の奥義を深く洞察するために易経をボロボロになるまで読み込みました。

 

これを「韋編三絶(いへんさんぜつ)」と言います。


「韋編」とは中国古代の書物で、三絶とは書物を綴じている紐(ひも)が何度も切れることを意味します。


孔子が易経を何度も繰り返し読み、綴じ紐が何度も切れたという故事から「韋編三たび絶つ」と訓読します。


今では何度も繰り返し、熱心に本を読むことのたとえや学問に熱心なことのたとえを意味します。


「易経」 繁辞伝(けいじでん)には「書(しょ)、言(げん)を尽くさず、言、意(い)を尽くさず」という言葉が出てきます。

 

言葉による表現には限界があることから、そのもどかしさを表す言葉として「言(げん)、意(い)を尽くさず」という言い回しが使われます。


文字だけで書かれた書物は完璧な表現力、伝達力を持つものではありません。

しかし、です。

 

「易経」繁辞伝の作者は「易経」だけは、聖人の心のすべてが完全に表されていると評します。

 

聖人は易の象(しょう)を立てて心のすべてを表現し、六十四卦(か)によってあらゆる事物についての判断を示し、辞(解説)をつけて言うべきことを言い尽くしたのだと解説しています。
 

ですから、個人事業者ら中小企業の経営者、大企業の経営者、地方自治体の長、議員や閣僚、歴代の総理大臣にいたるまで、かつては易の判断を大いなる決断材料として見ていました。

 

人はぎりぎりの限界状況に立った時、右に行くか、左に行くか、最終決断しなければならない時、どう判断するか。


その際、最大の決断の見通しを示してくれるのは、間違いなく易占です。

 

そのものズバリが答えとして出ます。

 

易は人生の羅針盤。


何かを選択する時、8割から9割は常識で判断できても、残りの1~2割は、常識では図りきれない領域があります。


常識では図りきれない部分が8~9割の場合もあります。


深い教訓になるのが中国の故事である塞翁馬(さいおうがうま)です(中国語では塞翁失馬と表現)。


幸福や不幸というものは変化し、それを予測することはできないという意味の「人間万事塞翁が馬(もしくは塞翁が馬)」ということわざの由来で、ここで登場する「占いに精通する老人」こそ、易者です。


私が易を立てる時、この老人の一喜一憂しない「無心」こそ、易を立てる原点だと常々、思っています。


以下、「塞翁が馬」の故事。


砦の近くに住んでいる占いに精通している老人がいました。ある日、飼っていた馬が隣国の胡国に逃げていってしまいました。


周囲の人はこれを慰めに来てくれたのですが、その老人は 「これがどうして幸福にならないと言えようか」と予言しました。


数ヶ月後、その馬が胡から駿馬をたくさん連れて帰ってきました。


周囲の人々はお祝いの言葉をかけてくれましたが、その老人は「これがどうして不幸とならないだろうか」と言いました。


老人の家は、逃げた馬が連れてきた駿馬によって栄えました。

老人の息子は乗馬をたしなむようになったのですが、乗馬の練習中に事故で太ももの骨を折ってしまいました。


人々は見舞ったのですが、老人は「これがどうして幸福にならないと言えようか」と言います。

それから1年が経ち、胡国が砦に攻めてきました。

体の丈夫な者は弓矢をもって戦いましたが、砦の近くの者は10人中9人が亡くなりました。


しかし、その老人の息子だけは、足が不自由だったので親子ともに無事でした。

福は不幸となり、不幸が福となることの変化やその奥深さを見極めることは、表面の現象だけでは見えないものです。


塞翁(老人)の身に起こる様々な出来事。

これは、本人の選択から生じたことではなく、運命と呼ぶべき波乱の出来事です。


の時、その時に起こる出来事に一喜一憂せず、その次に起こることも見通し、それが凶であれ、吉であれ、静かに受け入れて、次の段階へ進んで行く。


人生は選択の連続です。


とくに凶の時にこそ、感情的に悲しまず、落ち込まず、先を見据えて冷静に好運を引き寄せていく。


強運を得ていく。


すると、災い転じて福となる。


ここが開運の重要ポイントです。


人生はその時、その時の「陰の断片」、「陽の断片」だけを見てはいけないのです。


易経には「大人(たいじん)=偉大な賢者」、「小人(つまらぬ人)」が何度も出てきます。

厳しい凶の状態の時、あるいは非常に順風満帆であっても油断大敵の時、「大人を見るによろし(賢者に相談しなさい)」という言葉が出てきます。

これが易の本道です。


立春(2月4日)から本格的な2017年を迎えるにあたって、ターニングポイントにあることを直感する人は易占でのご相談に応じます。


企業経営者、市町村長、議員、団体役員だけでなく、国内外から様々な決断が必要がある時にご相談があります。


関心のある方は宝琉館の「経営運 本格易占 」や「天地人の運勢鑑定 」の「易占 」コーナーをご覧下さい。


福岡占いの館「宝琉館」 では、様々な占術の観点を含め、開運のために深く、直接鑑定していきます。


関心のある方は福岡占いの館「宝琉館」 にご来館ください。