別府や湯布院での温泉巡りを終え、福岡県甘木地方の桜の名所、秋月(あきづき)を久しぶりに訪れました。
秋月城に通じる約500メートルの桜並木道は「杉の馬場」と言われ、武家屋敷が並んでいた場所。これほど長い桜並木は九州でも珍しく、まるで桜のトンネルをくぐっているような錯覚を覚えるほど。
写真は私が撮影したショットの一部です。
「筑前の小京都」と呼ばれる秋月のしっとりとした桜並木の佇まいは城壁と相まって香しい春の風が往来する桜絶景スポットです。桜が満開で2、3日は充分に満喫できる時期です。
鎌倉時代に建てられた秋月城(杉本城)は春になるとこの一体が桜で彩られ、九州各地から沢山の桜見物客が訪れます。
明治38年(1905)、日露戦争戦勝記念に桜を植えたのが現在の桜並木の始まり。今でも美術館や郷土館などが並び、当時の面影を彷彿させるたたずまいです
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桜が満開のこの時期、露店が並び、活気溢れ、昭和天皇にも献上された葛きりも美味ですね。