福岡に着いて、2つの博物館を巡ってきました。
最初に行ったのは、"九州国立博物館"。
個人的にはだんなくんと2年前に訪れた『尾張徳川家
の至宝展』以来、2度目の訪問です。
今回は『ラスコー展』を見てきました。
これは、非公開となっているフランス南西部の世界
遺産"ラスコー洞窟壁画"を精巧に再現した展覧会
で、東京、宮城、福岡の3都市のみでの開催(巡回
展)なんだそうです。
(2016年11月~2017年9月まで順次(福岡がラスト))
ラスコー洞窟壁画は約2万年前にクロマニョン人が描
いたとされているんですが、1940年、村の少年の犬が
穴に落ちたことがきっかけとなり、探しに入った少年に
よって始めて発見されたんですって。
その後、考古学者アンリ・ブルイユが学術調査を行い、
多くの人々にラスコー洞窟壁画の存在が知られること
になった訳ですが、世紀の大発見を知った人々は一目
見たいと静かな村へと押し寄せ、洞窟内の環境は激変。
その結果、カビが大量発生し、壁画が汚染されてしまっ
た為に、1963年以降は洞窟の公開が取りやめとなり、
研究者であっても内部に入れなくなってしまったんだそ
うです。
ただ、それから20年後(1983年)にはオリジナルの近くに
レプリカの洞窟"ラスコー2"が作られ、そこは観光できる
ようになっているんだとか。
今回来日しているラスコー壁画のレプリカや関連資料
の展示は"ラスコー3"と呼ばれているものらしいです。
様々な展示方法で洞窟内の様子がわかるようにしてあ
るんですけど、その中でもメイン展示とされているのが
第4章の"ラスコー洞窟への招待"。
実際に洞窟の中に入ったかのような空間で、実物大の
壁画を間近で見ることができます。
このような感じ↑で実物大の壁画が精巧に描かれてい
るんですけど、数分間隔で照明が暗くなり、壁画の輪郭
がブルーのライトで浮かび上がる様になっていてとても
幻想的。
この空間には、全部で5種類の壁画が描かれています。
(※この空間は写真撮影可)
最新技術を用いて作られた10分の1サイズの模型展示
もあったりして、ラスコー洞窟の全景を把握、想像する
ことができ、とっても充実した時間が過ごせました。
なんならもうラスコー展だけでも十分だったんですけど、
せっかくなので、予定していたもう1つの博物館へ。
続いておジャマしたのが"福岡市博物館"。
こちらの博物館で開催中なのはコチラ↓
『黄金のファラオと大ピラミッド展』
世界最大の古代エジプトコレクションを誇る国立カイロ
博物館から選りすぐりの約100点が公開されていて、
ツタンカーメンを凌ぐ微笑と言われ永遠の輝きを放つ
アメンエムオペト王の黄金マスクも展示されています。
今回の展示の中核となるのは、大ピラミッドを建造した
古王国時代の至宝で、ピラミッドを建てた偉大なファラ
オや王家の女性、貴族、建設を支えた人々の壮大なド
ラマを知ることができるという内容。
謎が多いエジプトの文明は、やっぱり面白いですね!
ついつい1つ1つの展示に見入ってしまって、説明文も
くまなく読んだものだから時間が全く足りなくなって(笑)、
半分以降は超駆け足、最後はダッシュで出口に向かう
羽目になりました><ww
ファラオくんに案内してもらえる夜の鑑賞もあるみたい
なんですけど、会期中にわずか2回・・・今日は対象日
ではないので残念ながらそれは叶わず。
せめても・・・と、ピラミッドの幕の前でみんなでご陽気に
写真を撮って帰りました。
めっちゃ満喫しました!!
そして、夜は中州の有名店"鉄なべ"で餃子三昧~
こちらもめっちゃ満喫しましたヾ(o´∀`o)ノ