ジャパンC【12年】 | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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◎エイシンフラッシュ(King's Best×Platini)

往年のジャパンCは上がり3Fが35秒台~36秒台を要しスタミナが重要だったため、外国馬も活躍していましたが、近年はレース上がり3Fが34秒台になるケースが大半で、瞬発力要素が重要になっているため外国馬が全く活躍できていません。
逆に、昨年の展望でも述べたように速い上がりに対応できるマイラー要素が重要となっています。
ブエナビスタ・ローズキングダム・ウオッカ・ディープスカイ・スクリーンヒーロー・アドマイヤムーンと言った面々が父・もしくは自身にマイルGIの勝ち鞍がありました。
エイシンフラッシュの父King's Bestは英2000ギニーの勝ち馬で、この条件を満たしており、キングマンボ系もローズキングダム・アルカセット・エルコンドルパサーと3頭の勝ち馬を輩出しています。
またこの馬は全8連対中7連対が距離延長でのもので、残る1連対も同距離でのもので、距離延長を大得意としています。
またハイペースの天皇賞を後方から差した後で、今回はスローが濃厚で昨年の有馬記念のような先行レースが期待できます。またルメールも位置取りショックを得意とする騎手で、有馬記念もルメールが延長から位置取りショックをかけての激走でした。
なかなか連続好走が難しいタイプですが、条件的にはかなり揃った印象です。

○ルーラーシップ(キングカメハメハ×トニービン)

本命馬と同じキングマンボ系で、サンデーサイレンス系特有の瞬発力要素がやや薄れるこの条件は前走同様向いています。
当ブログで当馬に関しては国内GIは勝てないと何度の述べてきましたが、馬券圏内適正という意味ではかなりの信頼度があり、後はスローペースで暴走しないことを祈るだけです。
前走は明らかに太め残りで、陣営も今回に照準を合わせてきた印象です。

▲ジャガーメイル(ジャングルポケット×サンデーサイレンス)

一昨年4着、昨年3着で東京2400mはベスト条件と言えます。
また父ジャングルポケットもこのレースの勝ち馬で、このレースでのグレイソヴリン系は人気以上の走りをするケースが大半です。
前走はさすがに時計が速すぎて対応できませんでしたが、上がりは3位の脚を使っており、昨年同様ペースが落ち内枠からロス無く差す競馬が出来れば、外枠に集まった人気馬を尻目に抜け出す可能性もあります。

△ビートブラック、フェノーメノ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ダークシャドウ