高松宮記念【12年】 | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『パワーを補強するターントゥ系のクロス』

▼レース質 パワー&スタミナ

現在中京1200mは6レース行われていますが、1分10秒を切ったレースがなく、とにかく上がりがかかっています。
6レース馬券圏内18頭の内、33秒台の脚を使った馬はおらず、34秒台でもわずか2頭。1200mのレースにも関わらず37秒台の脚で1着になるなど、とにかく直線でのパワー・スタミナが必要な印象。

更に週末に雨が降り余計にパワーが必要な馬場になった可能性もありそうで、今回は稍重以上の馬場で行われた3レースをモデルに予想をします。

その3レースを見ると、面白い血統傾向がありました。

・17日 4歳以上500万以下(重)

1着 キルシュバウム(Sir Gaylord 5×5) 2番人気
2着 ホットサマーデイ(Roberto 3×4) 13番人気
3着 ショウナンサンガ(Halo 3×4、Turn-to 5×5) 6番人気

・18日 3歳未勝利(稍重)

2着 エリモヴィエント(Hail to Reason 4×4) 9番人気
3着 クロコサイレンス(Hail to Reason 4×5) 7番人気

・18日 はなのき賞(稍重)

1着 アグネスハビット(Hail to Reason 5×5) 3番人気
2着 トランドネージュ(Hail to Reason 4×5) 1番人気

◆上記で挙げたのはターントゥ系のクロスを持つ馬で、9頭中7頭がこのクロスを持っていました。
Haloのクロスは瞬発力増強ですが、これらの馬はSir GaylordやHail to Reasonのクロスでパワー補強のクロスを持った馬ばかり。

高松宮記念出走馬の中でこのクロスを持つ馬は、レジェトウショウ・ツルマルレオン・サクラゴスベルの3頭で、どれも人気薄でおもしろそうです。


◎ツルマルレオン(ハーツクライ×Kingmambo)

Hail to Reasonの4×5のクロスがあり、母母父ロベルト系のSilver Hawkです。
また、馬場が渋った状態の3レースではサンデーサイレンス&トニービンの血を持つ馬が3頭馬券になっていて、 父ハーツクライがSS×TBの配合です。
中京新コース全般に言えることですが、1200m6レースでまだ逃げ切りが無いように芝は差し馬が有利な印象で、パワータイプの差し馬という意味でもイメージは合います。
新設コースでサンプルが無い為、開催傾向から思い切って狙います。


○サンカルロ(シンボリクリスエス×Crafty Prospector)

ターントゥ系のクロスはありませんが、父シンボリクリスエスがロベルト系です。
阪神1400mを得意としているようにパワーが必要なスプリントレースを得意としていて、このコースも合いそうです。
当馬は33秒台の速い脚が使えず上がりがかかるレースが得意で、この点もプラスでしょう。
ロードカナロアとはタイプが違うスプリンターで、平坦であれば負けるでしょうがこの条件ならこちらに軍配が上がりそうです。


▲カレンチャン(クロフネ×トニービン)

渋った馬場で3頭馬券になったトニービンが母父で、上がりがかかったスプリンターズSを圧勝しています。
阪神牝馬S・函館SS・キーンランドC・スプリンターズSは全て前傾ラップを勝っていて、上がりがかかるこのコースもこなしそうです。


△マジンプロスパー、ダッシャーゴーゴー、ベイリングボーイ、グランプリエンゼル、ロードカナロア



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