中山記念(12年)展望 | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『サドラーズウェルズ系が激走するツボ』

『サンデーサイレンス+ノーザンテーストorネヴァーベンド』

▼レース質 持続力&スタミナ

 リピーターが多数発生する中山非根幹重賞の1つということで、中山記念も中山芝中距離重賞では御用達のノーザンテースト・ネヴァーベンドが良く走っています。
1800mという距離もあり、サンデーサイレンス系との配合が良く走っています。
もう1つ、サドラーズウェルズ系の激走が多く見られます。

10年 トーセンクラウン(父オペラハウス) 13番人気1着

10年 テイエムアンコール(父オペラハウス) 12番人気2着

09年 カンパニー(父母父Sadler's Wells) 1番人気1着

09年 ドリームジャーニー(父ステイゴールド×母母父ノーザンテースト) 4番人気2着

08年 カンパニー(父母父Sadler's Wells) 2番人気1着

08年 エアシェイディ(サンデーサイレンス×ノーザンテースト) 1番人気3着

07年 ローエングリン(父シングスピール) 6番人気1着

07年 エアシェイディ(サンデーサイレンス×ノーザンテースト) 3番人気2着

07年 ダンスインザモア(ダンスインザダーク×リヴリア) 5番人気3着

06年 バランスオブゲーム(父母父Sadler's Wells) 6番人気1着

06年 ダイワメジャー(サンデーサイレンス×ノーザンテースト) 1番人気2着

06年 エアメサイア(サンデーサイレンス×ノーザンテースト) 4番人気1着

05年 バランスオブゲーム(父母父Sadler's Wells) 4番人気2着

05年 カンパニー(父母父Sadler's Wells) 2番人気2着

05年 アルビレオ(サンデーサイレンス×母母父Mill reef) 7番人気3着

サドラーズウェルズの血を持つカンパニー・ローエングリンも、カンパニーは母父ノーザンテースト、ローエングリンは母父ネヴァーベンド系でした。

昨年はレース上がりが中山記念史上初めて34秒台に突入したことでこの血統が走らず、サンデーサイレンス&ボールドルーラーの配合が2頭馬券に絡み、スローの上がり勝負ならこちらの配合に注目です。
しかし今年はシルポートが出走予定で、中山らしい持続力・スタミナが問われる流れを期待します。


ダイワファルコン(ジャングルポケット×サンデーサイレンス)

母母父ノーザンテーストで、展望ポイントにマッチします。
中山1800mで3勝を挙げていて、ベスト条件と言えるでしょう。
スカーレットブーケ一族で、一族の代表的存在のダイワメジャー・ダイワスカーレット兄妹も持続力に優れていたように、当馬も持続力タイプです。
脚質も先行して早め抜け出しが得意で、このレースの印象とピッタリです。


ネオサクセス(ネオユニヴァース×ノーザンテースト)

昨年本命にして6番人気4着だったマルカボルトと同配合です。
ただこの血統には珍しく後方からキレ味を使うタイプで、マルカボルトとは違うタイプです。
血統適性は充分あるので、展開次第という感じです。


エイシンアポロン(Giant's Causeway×Sadler's Wells)

母父Sadler's Wellsで、サドラーズウェルズ系からはこの馬です。
レースセンスもある馬で、このコースも合いそう。


注目馬は以上3頭です。
今年はトゥザグローリー・リアルインパクト・レッドデイヴィスが他に参戦予定で、近年では最もレベルが高い一戦になりそうです。
キーポイントは何と言ってもペースで、シルポートがどれくらい飛ばしてくれるかにかかっています。
仮にスローになれば上記で挙げた3頭は瞬発力負けし、瞬発力タイプににやられる可能性があります。