クイーンC・京都記念・共同通信杯(12年)回顧 | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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~クイーンC~

『ダート要素+スタミナ要素』

▼レース質 スピード&スタミナ 

レースラップ 
12.6 - 11.6 - 12.4 - 13.1 - 13.0 - 11.5 - 11.0 - 11.4

◎ミッドサマーフェア(タニノギムレット×Kingmambo) 5番人気6着

例年は終いに12秒台のラップが記録されますが、今年はマイルにも関わらず1000m通過が62.7秒と超スローでした。
これだけの超スローだと直線だけの瞬発力勝負になり、父ロベルト系の当馬には無理がありました。
ただ最後方から最速の上がりを使っていますし、上位馬と力の差はそれほどないと思います。

△ヴィルシーナ・イチオクノホシが1.2着でした。

ヴィルシーナは先行して瞬発力を使うベストな展開でした。
サンデーサイレンス系×ミスプロ系の配合、Haloのクロスが3本と瞬発力がかなり強調された配合ですので、このペースだと走られてしまいました。
ただ、先行して粘るレースも得意ですので、単純に瞬発力タイプと判断するのは危険だと思います。


~京都記念~

『京都芝中距離重賞に変化が!?』

▼レース質 瞬発力&スタミナ

レースラップ 

12.6 - 11.7 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.0 - 11.3 - 11.8 - 12.4

◎トレイルブレイザー(ゼンノロブロイ×フォーティナイナー) 5番人気1着

思ったよりペースは流れ、レース上がりは35.5秒と34秒台にはなりませんでしたが、早め抜け出しから最高の競馬でした。
注目したサンデーサイレンス系×ミスタープロスペクター系の配合は、京都中距離重賞では注目配合でしょう。
ただ、あくまでスロー&平坦が条件ですので、スタミナが求められる展開ではヒルノダムールといった面々には太刀打ちできないと思います。

△ダークシャドウ・ヒルノダムールが2.3着でした。

ダークシャドウは距離が微妙でペースも思ったより流れましたが、地力があるところを見せました。
今後のローテに注目です。個人的には香港のクイーンエリザベス2世Cが最も合うと思います。

ヒルノダムールは瞬発力が無いのでこれが限界でしょう。
もっと前が止まる様なタフなレースでこそなタイプです。


~共同通信杯~

『瞬発力勝負に潜むスタミナ要素』

▼レース質 瞬発力&スタミナ 

レースラップ 

12.9 - 11.9 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 10.9 - 11.0 - 11.7

◎ストローハット(フジキセキ×Starborough) 4番人気4着

クイーンC同様スローになり、1000m通過が62.6秒でした。
終いに10秒台のラップが入るなど、瞬発力が最大のポイントになりました。
そうなると母父ヌレイエフ系でやや持続力に寄っている当馬はキレ負けして仕方ありません。
それでも2着と0.1秒差で、力のあるところは見せました。

▲ゴールドシップが2番人気1着、○ディープブリランテが1番人気2着でした。

ゴールドシップは先行策でいい競馬でした。
この配合で瞬発力が使えるとなると、かなり強いと思います。

ディープブリランテはまだまだ気性的に幼い感じですね。
スピード感溢れる走りで、距離はあまり持たないかもしれないですね。
ただ、負けて強しと言った感じでポテンシャルはかなりのものを持っていそうです。