阪神カップ・愛知杯・朝日杯FS(11年)回顧 | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

コメント、トラックバック等どんどんお待ちしております。

~阪神カップ~

『純粋なスプリント要素が薄いレース』

▼レース質 パワー&ダート

レースラップ 
12.2 - 10.7 - 11.1 - 11.4 - 11.4 - 11.9 - 11.8

◎サンカルロ(シンボリクリスエス×Crafty Prospector) 4番人気1着

前半3Fが34.0とハイペースになり、この馬にはベストの展開でした。
この条件で馬券になるのは4度目で、適性の高さが伺えます。
今後は高松宮記念を目標にするでしょうが、シルクロードSあたりを使うようなら慎重な評価が必要です。

2着グランプリボスは無印でした。

早め先頭で惜しい競馬でした。
この馬については正直まだあまり特徴がつかめていないので、この機会に色々考えてみます。


~愛知杯~

『持続力、ひたすら持続力』

▼レース質 持続力

レースラップ 
12.2 - 11.5 - 11.7 - 12.7 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 12.0

◎コスモネモシン(ゼンノロブロイ×シングスピール) 3番人気3着

持続力に絞った予想をしましたが、ラップの通り今年は特に持続力要素が強かったように思います。
終始内で脚を溜めて直線もスムーズに抜け出し、この馬としては精一杯の競馬だったと思います。
今後もスタミナと持続力要素が強いレースでは安定して走りそうです。

△フミノイマージン、ブロードストリートが1.2着でした。

フミノイマージンはこれで今年は重賞3勝目です。
瞬発力が求められた中山牝馬Sや福島牝馬Sでも激走し、マーメイドS・愛知杯でも勝っており、守備範囲の広さを見せています。
この馬は相当強いかもしれませんね。

ブロードストリートは昨年に続いての2着です。
最近は速い脚が使えなくなってきていて、適性が持続力レースへシフトしてきています。
母がグレイソヴリン×リファールとスタミナがしっかりした配合なので、ローカルが合いそうです。


~朝日杯FS~

『大きく枠に左右される中山マイル』

▼レース質 スピード&パワー

レースラップ 
12.2 - 11.0 - 11.3 - 11.4 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 11.9

◎サドンストーム(ストーミングホーム×Green Desert) 5番人気6着

スローペースを予想していましたが、蓋を開けてみると1000m通過が57.8とそこそこの流れになりました。
スプリント寄りの当馬にとって時計が速くなるのはつらく、直線でもジワジワ伸びていましたが届きませんでした。
ですが、せっかくいいスタートを決めていたのでもう少し前で上手く競馬が出来たのではと思ってしまいます。

△アルフレードが1番人気1着でした。

終始内を通り、ロスのない競馬でパーフェクトな騎乗でした。
他馬とは関係なく自分の走りをしっかりできたことが大きかったですね。
ですが、シンボリクリスエス産駒は勝負根性に欠けるタイプが多く、馬群に入った時も心配です。
この時点での評価はまだ慎重にすべきでしょう。