今年1月に発表された中高生のなりたい職業ランキング1位が公務員でございました。

 

 

公務員のなりたい職業ランキング上位は毎度のことですが、その理由が収入面の安定や将来性によることも、時代を反映していると毎回言われております。

 

公務員は成績不振を理由にクビにもならないし、業績悪化を理由に給料が下がることもない。大きく成り上がりたい目標がなく、趣味や余暇に時間を割きたいのであればうってつけの職業かもございやせん。

 

 

んが、これからはそうでもないなと、個人的に思っております。

 

 

公務員の給与体系は硬直的なので、上がるも下がるも世間の動きからワンテンポ遅れる感があります。

 

これは給与の下がり気味なデフレ局面ではアドバンテージですが、インフレ局面ではウィークポイントとなります。

 

つまり、物の値段(生活コスト)が上がっても、給与は上がりにくい最たる職業が公務員なわけですね。これが比較的緩やかなインフレであれば、公民格差是正による給与改定がワンテンポ遅れてやって来るだけで済ますが、円の暴落等による急速なインフレの高進に直面した場合、そのワンテンポが命取りになることも考えられるわけです。

 

それなら会社の業績が順当に給与に反映するような民間企業に勤めた方が(インフレ下では企業の業績は伸びやすい)逆に無難でないかと思うのです🤔

 

上記ランキングは中高生対象の調査らしいです。

 

たしかに公務員には他にも、ちゃんと有給が取れたり特別休暇が充実してたり退職手当があったり、アドバンテージが色々あるのですが、それにしたって個人的にはわざわざ中高生の頃から目指すような職業でもないと思います。

 

英語数学をちゃんと勉強して、部活を頑張って、所謂JTC(伝統的日本企業)でも通用する資質を身に着けていたほうが人生のためになる気がしますね🤔