てなことをエミン・ユルマズさんが言ってました!!

 

 

 

 

 

 

エミンさんの生まれ故郷であるトルコは高インフレ(時々ハイパーインフレ)の国で、時が経てば経つほどモノからサービスから何でも値段が上がっていく世界です。だから常に、今が一番安い、という感覚ですね。

 

で、ながらくデフレの国だった日本も、いまやインフレ国家です。消費者物価指数はせいぜい3.5パーぐらいと言われていますが、感覚的には10パーに近い。そして借金漬けで半永久的な財政ファイナンスが必要な状況からみるに、円安とインフレはかなりの長期に亘り継続しそうです。

 

つまり、日本もまた「今が一番安い国」なようです🙄

 

インフレで値上がりするのはモノだけでなく、家賃もまた上昇傾向です。

 

 

 

 

今後30年間のインフレ率と住宅ローン変動金利の上昇率、賃貸物件と分譲住宅のコスパ比較、周辺環境の動向への柔軟性弾力性など、比較要素は多岐に渡るため、やはり今なお賃貸購入論争は容易には決着が着きそうにありません。

 

ただ個人的な所感としては、インフレ下においてはやはり住コストを一定に固着させておきたい欲望はあります。老後になっても家賃の上昇圧力に晒されるのは恐ろしく(年齢を重ねると環境変化にも弱くなるため、引っ越すのも簡単ではない)賃貸という不安定な立場よりは持ち家であったほうがよいのじゃなかろうか、それならやっぱり固定金利で買うのがエエんかな〜、と思っております。

 

また、損得勘定を抜きにどうしてもマイホームが欲しい、という人であれば、急がば回れとは言うものの、やはり「今が一番安い」状況にあるとこを念頭においた方がいいのだと感じます。建材価格だけでなく金利の上昇でますます選択肢が狭まっていきますからね…

 

インフレと言っても、今んところ家賃上昇は都市部に限られております。ただ、将来、日本がさらなる高インフレとなれば影響は計り知れず、その時は引っ越す選択肢も高くつくようになっているのではないでしょうか?借地借家法は借り主に非常に有利なものではありますが、インフレを跳ね返してくれるほど万事を保証してくれるものでもありません。住コストの上昇圧力は家計のみならず精神衛生上も強いストレスをもたらすものと思います。住む場所に困る、という状況が、久しく日本に再来するかもしれまへんな。

 

まぁね、だから今のうちに買っとけばいいじゃ〜~ん、なんてすっとぼけた事が言えるのは、僕が地価のバリ安い地方住みだからでやんすよね。

 

これが東京都内に住んでて僕と同じ年収帯の人なら、どうやって買うんだよ、って話です。

 

しかしマイホームを検討しておられて、いまなら買えるかも、という方がいらっしゃるなら、決断は早い方がいいかもしれまへん🙄