今週はかなり忙しかったです。毎年こんな忙しかったかな?と思うぐらい忙しかった。この仕事は同じことのルーチンと言えばそんな感じがするが、時々はそうでもない波が来たりもします。

 

コロナが過ぎてもう1年?2年?になりますが、あの時の衝撃は遅効性でやってくるのだな、と感じることが、このところ多々あります。

 

はっきり言うと、身を崩す人が増えた。

 

実際には、コロナ渦中に増えたそうですが、こういうのはインフルエンザの流行過程よろしく、中心部から周縁部にタイムラグを置いて波及していくような感じがします。

 

勤め先の業績悪化からくる給与の減少やボーナスのカットが、特に子育て世帯を苦しめているようで、学校納入金の延滞なんぞはまだまだかわいい方で、深刻なところになると住宅ローンの支払いにまで悪影響が及んでいます。

 

詳しくは書けないですが、気にしていた家庭がいつの間にか生活保護になっていて、今度は、持ち家を手放し公団住宅に移るようになった。そんな深く知っている仲ではないけど、慎ましく賃貸にでも暮らしていそうな雰囲気がしていたが、実際には、豪華ではないけども綺麗な一戸建てに一家四人で住んでいて、多額の住宅ローンを背負っていたらしい。

 

アベノミクスからこのかた、異常な金融緩和の影響もあって、派遣だろうが契約だろうが、ローンを組めたし持とうと思えば家を持てた。何かあったらどうするのかと思えるけど、その何かはいつ来るのだ、と言われても、誰も何も言えず、なら大丈夫だろうと、世の中はそのまま平穏な未来を疑わずに10年ほどを過ごしたわけだが

 

2019年、その「何か」は突然ものすごいスピードでぶっ飛ばしながら世界を駆け巡って、あっちゅーまに消せない過去となっちゃった。

 

コロナ前の世界を思い出そうとしても、もう思い出せない。コロナが終わってみんなマスクをつけなくなって気にもせずに居酒屋に繰り出してはいるが、世界は今もあの頃と様変わりしたままで、僕が生きている限りは、一生元のあの頃には戻らないんじゃないかと感じている。まぁ世の中なんてそんなもんで、変わらない世界が20年以上も続いていたあの頃がおかしかったのよ、なんて言われたらそれまでだが、この年になっても、世間の条理っちゅーもんをそのまま飲み干せないことが多い。

 

ほんの3年前、ドル円100円台前半だったのが、いまや150円台で、年内には再度160円にタッチしそう。確実に、今年後半にさらなる値上げが待ち受けている。

 

多くの人の足元が崩れ始めているのだと思うが、どうすればいいのかは自分には分からない。

 

マイホームカテゴリーにはキラキラした豪邸に住む人や、家族とレジャーに行く人、カフェやランチへ通う人を見かけるが、果たしてこれは日常なのだろか?

 

これが多くの人の日常なのであれば、どうか、未来永劫続いて欲しいと、本心から願っています。