昨日はしとしとと雨が降っておりました。

 

僕の部屋は、ちょうどベッドの枕もとが窓下に来る配置になっていて、朝起きたら窓ガラス越しに雨の音が静かに聞こえてきました。地元工務店で建てた実家の木造住宅では、雨が降る度に大きな音が聞こえてきましたが、流石の積水ハウスというか、ほぼ築同年数でも、我が家では雨の音はどこか遠くからうっすらと聞こえてくる程度です。

 

で、実家はもともと築数十年の古い小さな平屋だったのですが、阪神淡路大震災でガタが来てしまって建て替えとなりました。立て替えたのは僕がちょうど中学生になったころかと思いますが、建て替え後に移住する前に、完成予定の図面を親が持ってきて、自分の部屋を決めることになりました。親が勝手に決めればいいものを子どもに決めさせたんですね。

 

で、僕が自分の部屋にと決めたのが、ちょうど2階の北向きの部屋でした。

 

はい最悪。

 

フツーなら納戸にでもするような位置にある洋室で、午前中にわずかに日が差す程度の部屋でした。

 

そんでまぁ冬はさっっっっむいこと寒いこと。

 

ともかく家の中で一番寒い部屋で、なんなら外より寒かったです。

 

冬は朝起きて極寒。そんで通学通勤の支度をしてめちゃくちゃ厚着して外に出ると、外の方が全然暖かいんで部屋に戻って服を一枚脱ぐというアクシデントが多発し、朝起きたらいったん外に出て外気温を確認してから身支度をする習慣がつきました。

 

もちろん夏は逆にめちゃくちゃ暑い。しかも風がまったく通らないのでサウナ状態なのに、なぜか小さいころから変な節約意識?だけはあり、エアコンを限界まで使わずドアを開けっぱなしにして凌ぐ自主的罰ゲームをしていたので、年頃の男子にも拘らず自らプライバシーを放棄する事態になっていました。

 

こんな過酷な住環境は、北東の角にある部屋だったので当然といえば当然なのですが、部屋を決めた当時は子どもで何の知識もなかったのでそんなことはわからず、なんで自分の部屋だけこんなハズレなんだろう?と訝しがったもんであります。

 

てゆーかなんなら、結婚して家探しをし始めるまでこんな基本的なこともまったく知りませんでした。住環境ってLOQに直結するもんですが、小さいころからその環境に慣れていると当然と思ってあまり知識を広げようとしないんですね。

 

もちろん、マイホームカテの皆さんならこんな致命的なミスをしないと思います。

 

僕の買った今のお家の2階北東角の部屋は納戸となっていますが、この時期に納戸に入ると底冷えする寒さで恐れおののくと同時に、こんな環境で15年ちかく暮らし続けた過去の自分は凄いな~可哀そうだな~と、心底同情します…🥶