住宅ローンの変動金利が上昇することは悪夢のシナリオですが、それを引き起こす要因の一つとして日米の金利差がありました。アメリカの金利が前代未聞級?に高すぎるので、日米の金利差が開きすぎ、それが過度な円安を引き起こしだのなんだのウンタラカンタラで金利差を縮小するためにも政策金利が引き上げられるんやないかという可能性です。

 

で、夏頃にはアメリカの異常な高金利がかなり長いこと続くんじゃないかという話があったりしまして

 

 

僕も10月ごろにはアメリカの高金利はまだまだ続くって話もあるから日本の金利もズルズル上がってって長期固定ローンの金利ももっと上がってくんじゃないかと言ってたりしとったんですけど

 

 

 

 

 

ここにきてアメリカのFRBが大転換。より高くより長くどころか来年中には利下げになるかもよという話まででとります🙄

 

 

 

 

で、翻って日本はというと、ようやくマイナス金利を解除するかな~~というレベル。

 

 

現在の政策金利が-0.10%ですから、10BP引き上げるのにこれだけの手間が必要だったと言えるわけですが、以前の記事でも言った通り、変動金利は政策金利が2008年に記録した0.10%のライン以降下限に張り付いた状況です。つまりマイナス金利解除後も金利が追加で10BPあがらないと既存の変動金利ローンの金利は変動しないのでないかと

 

 

来年の日銀のマイナス金利解除は、15年ぶりとも言われる今回のアメリカの高金利があってようやく10BP引き上げられる(かも)という話なので、さらに追加で10BP引き上げというのは、あともう15年が必要かもしれへんねってことです。それぐらいハードルがものすっごい高いよねって話ですね。

 

なんで、住宅ローンの変動金利が上昇するのは遥か未来の話でないかと個人的には思っています。

 

 

巷じゃ変動金利あがるあがる~~って話も出てて、不安になったマイホームブロガーさんもいたかもしれまへんが、とりあえずほっと胸をなでおろしてもろて。

 

 

来年のマイナス金利解除の話が近づいてきたんで、ここぞとばかりに金利上昇と(変動)金利上昇をこじつけた金融関係の記事が溢れてたりしますが、実際に既に成約済みの変動金利が上昇するなんて予測記事はほとんどなく、あったとしてもかなり眉唾モンの前提がおかれてたりしてアテになりまへんな🙄

 

というわけで繰り返しますが、個人的には通常の経済活動が続く限り変動金利が上昇する可能性はほぼ無いと思っています。

 

日米金利差が縮小することで来年は円高だぜドル円130円台もあるぜという観測でもちきり?で、ドル円130円で円高と言えるのかよ🙄って感じですが、もはや円安が常態化した今となっては、いまの通貨安によるインフレから国民生活を守るなんて発想が政府日銀から出てくることもなさそうなんで、円安が超急激にではなくジワジワと進行していく限り、自国通貨防衛のための金利引き上げもないんちゃうかなって勝手に思ってます🙄

 

万が一、日本でさらなる利上げが発生するとすれば、東アジアでの戦争勃発による財政破綻と超円安があった場合じゃないでしょうか。これについては非現実的な一方で極めて現実的でもあってなんとも言えません。ウクライナ侵攻さえなければこんなことを心配することもなかったかもしれませんが…僕たちの生活のためにも、マジで平和は守っていかなきゃいけまへん!

 

何はともあれ、とりあえず、この超低金利時代に変動金利で住宅ローンを組まれた方(これから組まれる方も)、ある意味賭けに買ったとも言えるんじゃないでしょうか!

 

ただ問題は日本のこれからの経済でして、賃上げの傾向があるとはいえ強烈な人口減少社会を控えるなら、金利上昇リスクはなくとも市場縮小による雇用環境の悪化などで収入が減るリスクはあります。これから住宅ローンを組む予定の方は、低金利のボーナスステージだからといって十分な貯蓄もないのに与信枠ギリギリまで借入してバランスシートを崩壊させないよう留意しましょうね~!