すっきりしない天気の続く札幌。気温はどんどん下がってきました。秋の長雨ですね。最近の北海道、梅雨もあれば秋の長雨も。

 

 さて、このブログでも何度も取り上げてきましたが、売掛金担保融資という資金調達手法があります。ABL(Asset Based Lending)と称される融資手法の一つです。

 

 企業の持つ資産のうち、不動産は担保として広く受け入れられてきました。

 

 では売掛金や棚卸資産を担保に借入はできないか…?という発想でできたのがこの手法です。

 

 条件はいくつかあります。

 

①売掛金を担保にするためそれらの貸倒リスクを限定したい=細かい売掛金がいっぱいあるような業態向。1社に売掛金が集中するような業態だと何かあったときのリスクが大きくなる。

②季節変動の大きな業態も難しい…閑散期に売上が下がり売掛金の残高が払底するような業態だと安定した担保にならない

③すでに①②で書いたものの表現が変わっただけですが一定額以上の売掛金残高があること

④売掛金には譲渡担保登記をしますので「基本約定書」「営業契約書」などに売掛金の譲渡禁止条項があるものについては担保受け入れはできません。

 

 メリットは、

 

①通常融資対象にならない、「銀行借入をリスケしている会社」「租税公課に延滞のある会社(ただし延滞金額に上限あり)」「創業間もなく決算書がまだなかったり1期分しかない会社」なども融資対象になります(審査あり)。

②売掛金という担保を重視しますので経営者の個人保証は不要

 

 標準的な金利は9%前後、融資手数料が2%程度、これらを合わせ実質年11%前後となります。金利等は手間のかかり方などで決まってきます。

 

 売掛金担保融資といえば、東京スター・ビジネス・ファイナンス社が取り扱っていましたが惜しくも売掛金担保融資についてこの春で取り扱い停止、となりました。

 

 もう扱ってくれるところはないのか…と思っていましたら、

 

 ヤマト運輸系の、「ヤマトクレジットファイナンス社」が取り扱い中、というナイスインフォメーションが!

 

 

 

 ↓詳細やお問いあわせはこちらから

 ABL(売掛債権担保融資・動産担保融資)|ヤマトクレジットファイナンス株式会社 (yamato-credit-finance.co.jp)

 

 もし、既存の金融機関取引では借増が難しい、という会社さんがありましたら利用可能かどうかぜひご検討下さい!

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

  このブログで取り上げている、連帯保証、事業承継、労務費の上昇などさまざまな問題にどう取り組むか。コンサルティングが行き届きずらい中小企業に初回相談無料にてご相談に対応いたします。このような選択肢があります、という大まかな見極めとしてご利用ください。

 

 お問い合わせメール/ご相談のご依頼はこちらから

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 

 

【山崎誠の著作】

 2020年9月刊。会社が倒産していく様をリアルに描きます。会社をつぶす社長の特徴とは。

 

 

 

 

新作動画公開しました!チャンネル登録で新着動画をチェック!

漠然とした社長の不安はこうして解決。