国税の税収が過去最高…という記事が出ました。

 

 2021.7.1の日経の記事から。記事の中にある、2020年度とは3月決算の法人の納税が確定する5月までを集計したもの。対象期間は2020年6月から2021年5月ですのでコロナ禍の影響を受けた1年だったにもかかわらず税収が伸びたことになります。

 

 その結果、下の表のように国家財政に余剰金が生まれました。赤字国債発行も予定より少なく済んだ格好です。(もっともコロナ対策の給付金や補助金で赤字国債は大増発された中、少しその額が減ったという格好です)

 

 表とグラフは日経新聞記事から引用しています。

 

 税収増、と聞かされて感じる違和感。本日発売の週刊新潮の記事でその正体がわかりました。

 

 同じ2020年度のGDPは△4.6%、過去最大の落ち込みを記録したにもかかわらず、税収が過去最高、というところ。

 

 GDPが伸びている状況で税収増となるのが自然ですがそうではない、というところ、週刊新潮の記事で藤井聡京都大学大学院教授の指摘は、

 

 「経済の2極化」。

 

 今回法人税は予想より上振れていますが、GDP減の影響を受ける大多数の起業は納税額減少の方向のインパクトを受けたはず。

それにもかかわらず法人税の税収が持ち上がったのは、一部の業績好調な企業の牽引があったから、と分析します。なるほど。


 日本経済、コロナを経験する中で富める者とそれ以外の大多数の貧者によりくっきりと分類され始めた?
 

 税収でいうと、同じ時期に東京都が都の税収見込みについて発表しています。それによると東京都の2021年度の税収見込みは前年度比4000億円減、7年連続の減少、と。

 

 国税には税率を上げた消費税が含まれる一方、東京都の一大収入源である固定資産税は地価上昇を反映しない措置が適用となるなど諸事情があるようです。

 

 しかし、東京都の予測では2021年度の法人都民税も落ち込む、と見ています。日本全国で納税されている法人税のうち42.9%が東京都の企業。国税の2020年度税収のうち法人税課税が好調だったようですがコロナの影響が色濃く出る2021年度は…?

 

 

 

元の本は1984年刊。第二次世界大戦で日本軍がなぜ負けたか、組織論として冷静な分析を加えた本。私が就職する直前の出版。同期入社した心ある友人が黙々とこの本を読んでいたのを思い出す。

ふと思い立ち、読んだ。

 

負けには負けるだけの要因がある。負けから多くのことが学べる。示唆に富んだ本。いまだに増刷が続いているのもうなずける。

 

 

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