コロナ禍で人通りが少ないのでこんなにきれいな雪原が。

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 コロナ第三波の影響が広がっています。

 

 11月7日には道の警戒レベルが3となり、ススキノ地区の飲食店に27日まで時短要請が行われました。

 

 感染拡大の勢いが衰えないところからさらに11月28日から12月11日まで、接待を伴う店の休業要請と酒を提供する業態の飲食店の時短要請がなされました。(対象エリアは前回から少し拡大しています)

 

 どのような現況にあるのか分析をしてみましょう。

 

 実際のところ、コロナ感染者数について詳しく、分かりやすい統計がありません。北海道のHPでは各日、このような患者さんがでました、という詳細な情報を公開していますが全体のトレンドを見ようと思えば1件1件を集計しなおさなければなりません。

 

 「情報公開しています、というアリバイ作りか…」とさえ思いましたが、  最初に見た、保健福祉部地域保健課の「道内の発生状況」ページのほか、総合政策部情報統計局情報政策課のページに、グラフがいくつか掲載されていました。

 

 「このグラフは、北海道庁が公表している「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報」 を、オープンデータとして公開し、そのデータをグラフとして可視化したものです。」

 

 情報政策課のページはわかりやすい…しかし「道内発生状況」のページや「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報」 ページからのリンクがありません。これが縦割りか。

 

 情報政策課のページで少しヒントになるグラフが。

 

  右肩上がりのグラフですが現在患者数がピークアウトしている?ように見えます。

 

 さらに実態把握を、ということでこちらのグラフをお借りしました。

 

(UHBニュースより)

 

 これだけではやはりよくわかりません。特に週明けは週末の検査数が落ちることで感染者数が少なく見えます。そこで日々の新規感染者数の7日間の移動平均を計算し直してみます。

 

 

 そうすると11月下旬には増加ペースが弱まり、11月24日でピークアウトしたことがわかります。

 

 同じデータを札幌と札幌以外に分け、同じように分析してみます。

 

 札幌は全体を同じ11月24日でピークアウトしています。(札幌がピークアウトしたから全道の数字もピークアウトした)

 

 札幌以外を取り出してみます。

 

 

 こちらはおそらく旭川市の大規模クラスターの影響で高止まりしていますが12月2日にはピークアウトしたのではないかと思われます。

 

 ここまででかなりの分量になりましたのでこのあとの、「道内医療につきつけられた課題」は次回の記事に…

 

 拙著「倒産のリアル」発売中です。

 

 コンサルタントを始めていままで見てきた再生の現場をなまなましく描きます。

 

 「ビジネス書とも、経済小説の短編集とも取れる内容。普段あまり本を読むことのない自分でも一気に読めた」

 「文体や段落、行間やダッシュの使い方がミステリー小説の文体に近くつい引き込まれた」

 などのご感想をいただいています。

 今まで、事業再生関連の本は、ガイドブック的な造りだったり、解説書風だったり、あまり読んでいて面白くない文体のものが多かったので、そうでないものを、ということで書き下ろしました。

 

 札幌市内ではコーチャンフォーさん、ジュンク堂さん、札幌駅横の紀伊国屋書店さんなどに置いていただいています。

 

 お手に取っていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

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